世界歴史叢書<br> フィンランド 武器なき国家防衛の歴史―なぜソ連の“衛星国家”とならなかったのか

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フィンランド 武器なき国家防衛の歴史―なぜソ連の“衛星国家”とならなかったのか

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  • サイズ 46判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750354514
  • NDC分類 392.389
  • Cコード C0322

出版社内容情報



三石 善吉[ミツイシ ゼンキチ]
著・文・その他

目次

第1章 ロシア帝国の「保護国フィンランド」―武器なき「国家」防衛の二つの戦略(フィン人の定住;ロシア帝国の保護国・フィンランド大公国の成立(一八〇九~一九一七) ほか)
第2章 世界で初めて「半大統領制」共和国の出現(ロマノフ朝の崩壊(一九一七/三/一六)
自由・民主的なリヴォフ臨時政府の成立 ほか)
第3章 フィンランドにおける捕虜問題―ニコライ二世の「贈物」(ニコライ二世主催の二つのハーグ平和会議(一八九九・一九〇七)
「捕虜POW」「傷/病者」の扱いに関する国際条約 ほか)
第4章 フィンランドにおける「ユダヤ人問題」―絶滅か、救済か、それとも…(フィンランド大公国Grand Duchy of Finland、ユダヤ人問題の始まり;ヒトラー・スターリンの「密約」とヒトラー・モロトフ会談 ほか)
第5章 フィンランドはなぜソ連の「衛星国家」とならなかったのか―その第三の戦略(“ロシア”(ノヴゴロド共和国・モスクワ大公国・ロシア王国)への怒りの歴史と親独感情
ニコライ二世のロシア化政策―総督暗殺行と、武器なき闘いの二戦略 ほか)

著者等紹介

三石善吉[ミツイシゼンキチ]
1937年6月長野県生(飯田高校卒業)。筑波大学名誉教授、筑波学院大学名誉教授。中国・ドイツの政治思想史研究者。G.シャープに導かれて非暴力国家防衛の研究に従事。最終学歴:1971年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。主要職歴:1972年東京大学助手(文学部)、76年筑波大学社会科学系(政治学専攻)助教授、85年教授。98年東京家政学院筑波女子大学(現筑波学院大学)国際学部教授。2008年筑波学院大学学長、2012年同大学学長任期満了退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coolflat

16
フィンランドの地はキエフ・ルーシに続くノヴゴロド共和国・モスクワ大公国・ロシア王国・ロシア帝国と継起・強大化するロシアと、フィンランドを「東部」の一州とするスウェーデンとの領土争奪の主戦場となり、ナポレオン戦争途中の1809年以降は「フィンランド大公国」としてロシア帝国の「保護国」となった。歴史上、何度も殺戮・強奪され、「フィンランド史」ではロシアへの「怒り」をもって語られる。このような歴史から見ると、なぜフィンランドは他の東欧諸国のようにソ連の衛星国家にならなかったのか。その謎を解き明かしている。2023/02/19

中将(予備役)

1
あまり良くなかった。フィンランドの歴史から武器なき市民の抵抗を見出だし、ソ連の衛星国家とならなかった理由を探る一冊。まず作りが読みにくい。おわりにの断り通り非専門家によるフィンランド史で、石野『物語フィンランドの歴史』にない様な観点・事実も登場するが、評価が適切か怪しく思う。断りはあったが、Wikipedia参照の多用は疑問。「G.シャープに導かれて非暴力国家防衛の研究に従事」(著者紹介)ゆえの偏りは免れないのではないか。参考文献は参考になるものもある。自費出版ならともかく、版元が明石書店なのは意外だ。2023/04/02

おこめ

0
国名がほぼ漢字、ときどきカタカナなところに苦戦した。それ以外は理路整然としてとても読みやすい。今まで手に取った本の中では新しい本なので、香港の情勢に関する記述があり実践的な知識が詰まってると思う。 フィンランド語にはsisuという単語があって、これは手元の辞書をひくと不屈の精神とか粘り強さといった訳がつく。名詞を修飾するときにはsisukasと変化する。まさにsisukasな政治と民衆の話だった。どこからそのsisukasが出てくるのか、いずれ教育史も知りたいな〜と思ったなあ。2023/12/05

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