出版社内容情報
ロビン・ディアンジェロ[ロビン ディアンジェロ]
著・文・その他
甘糟 智子[アマカス トモコ]
翻訳
出口 真紀子[デグチ マキコ]
解説
内容説明
黒人や先住民、アジア人などの非白人を日常的に差別するのは、敵意をむき出しにする極右の白人至上主義者ではない。肌の色は気にしないという「意識の高い」リベラルだ―善意に潜む無意識の差別を暴き、私たちの内に宿るレイシズムと真に向き合う方法を探る。
目次
善良なレイシストとは?
白人を一般化して語ることはなぜ良しとしていいのか?
聖歌隊はいない
優しさの問題
進歩的な白人の言動
宗教は信じない、けれどスピリチュアル
「恥」について語ろう
「私にもトラウマがあります」という白人
私たちは実はそんなに善良ではない
「私もマイノリティです」について―人種差別以外の抑圧を経験する白人でもいかにレイシストたり得るか
進歩的な白人こそが、より有能なレイシストとなる落とし穴
優しさは勇気ではない―反レイシズムの価値観をいかに言行一致させるか
著者等紹介
ディアンジェロ,ロビン[ディアンジェロ,ロビン] [DiAngelo,Robin]
批判的言説分析と白人性研究の分野で活躍する研究者、教育者であり作家。ウェストフィールド州立大学、ワシントン大学などで教鞭をとる。25年以上にわたり、人種問題と社会正義に関するコンサルティングとトレーニングを実施。ベストセラーとなったWhite Fragility(邦題『ホワイト・フラジリティ 私たちはなぜレイシズムに向き合えないのか?』)をはじめとする関連分野の著書がある。その活動はイブラム・X・ケンディ、マイケル・エリック・ダイソンなどアメリカの著名な反レイシズム活動家、研究者、作家、ジャーナリストらから高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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