調査報道記者―国策の闇を暴く仕事

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調査報道記者―国策の闇を暴く仕事

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  • サイズ 46判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750354200
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

内容説明

原発事故後、数多くのスクープを通じて隠蔽国家・日本の正体を暴き続けた職業ジャーナリストの、狂気と執念。陰湿な権力に対峙し民主主義を守るために報道してきた事例と方法論を、傍観者でありたくない全ての人におくる。10年をかけた“原発戦記”の集大成。

目次

第1章 「秘密会」で被曝の証拠隠滅―福島の県民健康管理調査
第2章 年間二〇ミリシーベルトに引き上げられた避難基準
第3章 避難者の住まいを奪う「棄民政策」
第4章 放射能汚染を不可視化せよ―除染の真実
第5章 新生を装った原発規制
第6章 「絵に描いた餅」の避難計画
第7章 結論しか発表しない日本型の「行政不開示システム」
第8章 記録と聞き取りで意思決定過程を解明
第9章 「国策のテーゼ」を伝える

著者等紹介

日野行介[ヒノコウスケ]
ジャーナリスト・作家。1975年生まれ。元毎日新聞記者。社会部や特別報道部で福島第一原発事故の被災者政策や、原発再稼働をめぐる安全規制や避難計画の実相を暴く調査報道に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロビン

14
3.11後、毎日新聞記者時代から(現在はフリー)政府の原発政策の闇を「狂気と執念」をもって追及してこられた日野記者が、これまでの原発調査報道をまとめ、その取り組みのイロハを教えてくれる一冊。国や県が、情報公開法や公文書管理法の隙間を潜り抜けて原発事故の被害を矮小化しよう、不都合な事実は隠蔽しようとする様子には怒りを覚える。避難計画さえも「絵に描いた餅」であり、実効性を無視した杜撰な計算で作られていた。フクシマの反省を受けて政府は原発規制の強化策を打ち出しているが、生まれ変わったように装っているだけなのだ。2023/03/13

羊山羊

13
国家の嘘を暴くという言葉に、著者の強靭な精神が覗く、圧倒的な1冊。福島原発事故の被災者を追う中で、国家の不作為に果敢に挑む著者に脱帽する。そんな著者の精神を強力に裏支えするのが、「権力のウソを暴くことであり、自分が正しいと考える歴史を残すことにあるP66」と、一見するとひどく自己中心的な一言だ。弱者に寄り添う気持ちは持っていない、とまで明言している。しかし、この身勝手な信念が、著者に絶望的とさえ思える量の資料調査と激しい取材の攻防を貫徹させる、原動力となっている。オススメ。2022/09/19

チェアー

7
調査報道の本質は権力との対峙だ。それは報道の本質に直結する。権力者にとって都合の悪いことを知らせる。それは報道の最大にして唯一の目標だと思う。 筆者はその中でも、具体的な切り口として意思決定過程の透明化を掲げる。なぜ、その政策が選ばれたのかがわからなければ、その後の政策の有効性を検証できない。 そのために時間と手間を徹底的にかける。笑いながら、和気藹々と進められる取材ではない。 調査報道には知力と胆力と戦術がいる。ちょっと文章はくどいが、これらが事実の重さにつながっているような気もする。2022/08/08

Akio Kudo

2
★★★ 読んでいて被災者に本当に冷たい国だなと改めて感じる2023/03/02

お抹茶

2
毎日新聞の記者が原発後事故の行政の不作為や虚偽を暴く。調査報道の方法付き。著者の手法は巧みだが,役所の欺瞞も巧み。著者が明らかにした内容と,どのように真相に近づいたかは,ぜひこの本を読んで確かめてほしい。こういう報道や本を出せることにほっとするか,黙っていればこんなことが罷り通る現実にげんなりするか…。2022/08/06

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