目次
1 自然と都市
2 政治
3 経済
4 開発・環境問題
5 国際関係・移民
6 ホンジュラスの制度・社会・文化
7 日本とホンジュラス
著者等紹介
中原篤史[ナカハラアツシ]
ホンジュラス国立フランシスコ・モラサン教育大学技術イノベーション研究所客員教授。東北大学大学院専任助手のほか、独立行政法人国際協力機構(JICA)技術協力専門家などとしてグアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コロンビアで勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つーちゃん
13
首都はテグシガルパ。通貨はレンピラ。経済面では、アメリカなどに移住したホンジュラス人による郷里送金が外貨収入の大きな割合を占めており、政治は汚職まみれでガバナンスが脆弱。貧しい民のために立ち上がった人は次々と潰されていく。もちろん麻薬組織や魔の移民移送サービス・コヨーテ もある。でも、移民キャラバンで「移民は権利だ」って主張するとか、台湾やキューバを承認して米中に寄りかからない外交政策とか、ユニークな意志のある国で面白い。2022/12/06
ブルーツ・リー
4
今まで、途上国も含め、このシリーズで各国を見て来た訳だが、この国の状態は、相当に、酷い。 元々イギリス研究のために読み始めたシリーズのため、先進国寄りの本が多かったせいなのかも知れないが、アフリカや、中南米では、まだまだこんな状況の国があるのか…。 貧困だけではなく、汚職、贈賄、機能しない法律、果てはサッカーの試合がどうこうとかで戦争まで始めてしまう国…。 どうすれば、この状況から立ち直らせる事ができるのだろうか。 世界には、似たような状況から立て直した国はないのだろうか。モデルケースから学べないか。2022/09/16
takao
2
ふむ2022/11/08
印度 洋一郎
0
「ホンジュラスを知るための60章」の続編。2010年以降、コロナ禍に至るまでのホンジュラスの政治的、経済的、社会的な課題を研究者達が解説している。政治の腐敗は相変わらずで、2010年代には麻薬組織と大統領以下政官界の癒着を指摘するアメリカとの関係悪化。アメリカへの出稼ぎ者の仕送り依存の経済構造によって発生する、大規模な不法移民の流れである「キャラバン」は、不法移民対策がアメリカの国家的イシューになっている。経済活性化のための外資導入によって先住民社会が破壊されている現実もある。前途は厳しい。2025/01/12
-
- 和書
- 大阪ルール101 ポケ単