内容説明
拡大する格差・不公正。深刻化する社会の分断。対抗軸となる社会構想は可能か?ポスト資本主義を見すえて、欧米の諸都市では自治体が協同組合やNPOなどと連携し、様々な取組みが行われている。そこから勃興するオルタナティブな連帯、そして「ニューミュニシパリズム」が目指す新しい社会を提示する。
目次
第1部 グローバル資本主義とローカル・ガバナンス(グローバル資本主義とは;国民国家とローカル・ガバナンス―グローバル資本主義の影響を受ける公共政策)
第2部 ニューミュニシパリズムの挑戦(ニューミュニシパリズムの胎動;スペインのバルセロナ・アン・コムの戦略;アメリカ・オハイオ州のクリーブランドの戦略 ほか)
第3部 社会的企業・社会的連帯経済、日英の高齢者ケアの市場化(フェアシェアズ・モデル―社会的企業と持続可能な開発;英国高齢者ケアの市場化の陥穽―行き過ぎた市場化がもたらした介護制度の欠陥;日本の介護保険制度と準市場)
著者等紹介
山本隆[ヤマモトタカシ]
ローカル・ガバナンス研究所所長、元関西学院大学人間福祉学部教授。岡山大学大学院文化科学研究科博士課程修了(学術博士)。専門、ローカル・ガバナンス論、福祉行財政論、社会起業論
山本惠子[ヤマモトケイコ]
神奈川県立保健福祉大学教授。立命館大学大学院博士後期課程社会学研究科応用社会学修了。博士(社会学)。専門、高齢者福祉論、英国高齢者福祉政策
八木橋慶一[ヤギハシケイイチ]
高崎経済大学地域政策学部教授。関西学院大学大学院人間福祉研究科博士課程修了。博士(人間福祉)。専門、社会起業論、ローカル・ガバナンス論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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