内容説明
私たちの暮らしや生命を脅かす大きなリスクに住民が主体となってどう立ち向かうか。
目次
第1章 「住民力」で超高齢化に立ち向かうまち―松江市淞北台に学ぶ(高齢化率が40%なのに全国平均を下回る要介護認定率;淞北台地区は、なぜ要介護認定率が低いのか)
第2章 淞北台モデルは、どのようにしてできたのか―高齢者の閉じこもり予防から、安心して住み続けられるまちづくりへ(淞北台地区の成り立ちと「いきいきライフを推進する会」の発足;淞北台地区におけるアクションリサーチ ほか)
第3章 急迫する大都市の超高齢化と地域の挑戦(急迫する大都市の超高齢化;大都市における独居高齢者の孤立 ほか)
第4章 「住民力」で自然災害に立ち向かう(災害にいかに立ち向かうか;被災直後の対応が問われる「住民力」 ほか)
第5章 「住民力」を高めるために―7つのポイント(地域の現状を知り、未来を予測する;課題を共有化し、住民にできることを探る ほか)
著者等紹介
宮城孝[ミヤシロタカシ]
法政大学現代福祉学部福祉コミュニティ学科教授。1957年静岡県生まれ。日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。東京都中野区社会福祉協議会中野ボランティアセンター、日本社会事業大学、神戸山手女子短期大学、東海大学を経て、現在に至る。多くの地方自治体、市町村社会福祉協議会の地域福祉関連の委員会の委員長、住民組織のアドバイザーなどを務める。著書に、『仮説住宅その10年:陸前高田における被災者の暮らし』(共編著、御茶の水書房、2020年。2020年日本不動産学会著作賞(学術部門)、2021年度都市住宅学会賞・著作賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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