内容説明
科学的には無効であっても、政治的、社会的現実として人種は存在する。人種は、ヨーロッパ人によってどのように生み出され、正当化されてきたのか、歴史的に解明する。大西洋奴隷貿易、奴隷制、植民地主義、ル・モンド紙が「まるで小説のように読める」と評す、人種の歴史を知るための新たな基本書。
目次
イントロダクション―ニグロと白人、言葉の歴史
第1部 奴隷制と帝国(奴隷という制度;サハラ砂漠以南のアフリカにおける奴隷制;ヨーロッパのダイナミズム ほか)
第2部 ニグロの時代(ニグロのプランテーション(一六二〇~一七一〇年)
不可能な社会(一七一〇~一七五〇年)
危機に向かって(一七五〇~一七九四年) ほか)
第3部 白人の支配(ドミ・ネーション(一七九〇~一八三〇年)
奴隷制から人種へ(一八三〇~一八五〇年)
新たな支配(一八五〇~一八八五年) ほか)
著者等紹介
ミシェル,オレリア[ミシェル,オレリア] [Michel,Aur´elia]
1975年生まれ。ブラック・アメリカを専門とする歴史家。パリ大学で准教授を務めるとともに、アフリカ・アメリカ・アジア世界社会科学研究所(CESSMA)の研究者。テレビの文化局「アルテ」で2018年に放映されたドキュメンタリー映画「奴隷制のルート(Les Routes de l’esclavage)」の脚本作成に参加
児玉しおり[コダマシオリ]
神戸市外国語大学英米学科、神戸大学文学部哲学科卒業。1989年に渡仏し、パリ第3大学現代仏文学修士課程修了。パリ郊外在住の翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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