目次
アジア理解の難しさ
インドネシア―デジタル化とイスラーム化が進行する「想像の共同体」の現在
シンガポール―エリート主導の無臭アイデンティティー創出と若者の自己探求
マレーシア―国民的漫画が描いたマレー人優先政策下の社会変容
フィリピン―ミュージカルで再解釈された「フィリピン独立の父」
タイ―国民意識の根底にある仏教の寛容と非寛容
インド―「悠久のインド」を語ることの意味
バングラデシュ―「ベンガル」と「イスラーム」のあいだで揺れる国民意識
中国―中国は「一つの中国」なのか
韓国―グローバル化と多民族化がもたらした儒教社会の変容
モンゴル―騎馬民族ヒップホップが刻む体制転換のトラウマ
ベトナム―「南の中華帝国」からグローバル移民ネットワーク国家へ
グローバリゼーション時代のアジアの「自分探し」
著者等紹介
小川忠[オガワタダシ]
1959年神戸市生まれ。2012年早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程修了、学術博士。1982年国際交流基金入社、同基金ニューデリー事務所長、日米センター事務局長、東南アジア総局長(在ジャカルタ)、企画部長等を歴任。2017年より跡見学園女子大学文学部教授。早稲田大学アジア研究所招聘研究員。青山学院大学、慶應義塾大学非常勤講師。アジア研究・国際文化交流政策専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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