内容説明
本書では、AIの展望について議論するとともに、重要な政策課題を強調する。その目的は、現在および近い将来におけるAIに関する共通の理解を構築するとともに、労働市場の発展、デジタル時代におけるスキルアップ、プライバシー、AIを基にした意思決定へのアカウンタビリティ、AIが生成するセキュリティと安全に対する疑問等、重要な政策課題について幅広い対話を促すことである。
目次
要旨
第1章 技術的ランドスケープ(人工知能のショートストーリー;AIとは何か? ほか)
第2章 経済的状況(人工知能の経済的特徴;AI新興企業へのプライベートエクイティ投資 ほか)
第3章 AIアプリケーション(自動運転車による輸送におけるAI;農業におけるAI ほか)
第4章 公共政策に関する検討事項(人間中心のAI;包摂的で持続可能な成長とウェルビーイング ほか)
第5章 AI政策とイニシアチブ(経済競争力のための人工知能:戦略と行動計画;社会におけるAIの原則 ほか)
著者等紹介
齋藤長行[サイトウナガユキ]
山形県出身。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科後期博士課程修了。博士(メディアデザイン学)。青山学院大学HiRC客員研究員、経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局(STI)ポリシーアナリスト、国立国会図書館非常勤研究員等を経て、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーションセンター客員教授、東京国際工科専門職大学工科学部教授、総務省情報通信政策研究所特別研究員。委員活動として、総務省青少年のインターネット・リテラシー指標に関する有識者検討会委員、OECDインターネット上の青少年保護に関する理事会勧告改定専門家会議委員、環境省日本版ナッジユニット有識者等を歴任。受賞歴として、文化経済学会若手研究者奨励賞優秀賞、Plaque of Appreciation、ASEAN Japan Forum on Media and Information Literacy(MIL)、国際公共経済学会学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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