目次
第1部 歴史編 女子教育のための改革・思想・運動(公平と配慮―オスマン帝国とトルコ共和国における教育と性差;イランにおける近代女子教育の成立;戦間期(1918~39)の仏領アルジェリアにおけるムスリム女性解放に関する言説―原住民小学校教員組合の機関誌分析から
マレー・ムスリムの女子教育はなぜ必要とされたのか―20世紀初頭から1960年代までのマラヤにおける女子教育観の錯綜
インドネシアにおけるムスリマのためのスカウト運動の誕生と展開 ほか)
第2部 現状編 社会変容と教育(トルコにおける「敬虔なムスリム女性運動」―宗教学校とスカーフ着用をめぐる二つの流れ;庶民の夢は潰えたのか―エジプトで進む教育のダブルスタンダード化;カタールにおける欧米系外国大学分校とイスラーム女子学生の就学;バングラデシュへき地農村におけるジェンダー格差解消への課題―教育普及後20年の追跡調査から;マレーシアの公立大学における「リバース・ジェンダー・ギャップ」―進む女性の高学歴化、その光と影 ほか)
著者等紹介
長沢栄治[ナガサワエイジ]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所シニア・リサーチフェロー、東京大学名誉教授。専攻:中東地域研究、近代エジプト社会経済史
服部美奈[ハットリミナ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。専攻:比較教育学・教育人類学、インドネシア地域研究
小林寧子[コバヤシヤスコ]
南山大学アジア・太平洋研究センター客員研究員。専攻:インドネシア近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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