内容説明
自分が所属する集団だけが正しいと信じ、他を制圧しようとする「トライバル(部族)化」の動きが世界中で加速している。過激化し、壊れゆく社会は戦争へ向かって進んでしまうのか?―20世紀前半、誰もそれを止めることができなかったように。
目次
戦争になる理由
ローマかモスクワか、それともカリフ制国家か
旗への回帰
グローバル化の終焉
劇的な変化
見失われた方向性
いいかい、問題は経済なんかじゃないんだよ
アイデンティティの危機とは何か
どうして曽祖父はナチスに入ったのか
1930年代版グローバル化の途絶
2001年9月11日とトライバル化の再生
来たるべき戦争を止める方法
著者等紹介
ドゥブーフ,クルト[ドゥブーフ,クルト] [Debeuf,Koert]
ベルギー・ルーヴェン大学、伊・ボローニャ大学、英・オックスフォード大学の客員研究員を経て、ベルギー元首相フェルホフスタットなどのブレイン(スピーチライター、スポークスパーソン)を務めた後、エジプト・タヒリール中東研究所(2013年設立)ブリュッセル支部ディレクターに就任。現在はEUobserver編集長。20年にわたり欧州・中東関係の分析に携わり、ベルギーの新聞、欧州のネットジャーナル等に記事を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ののまる
5
トライバル化していく世界を止めなければならないのに、トランプ再登場。2025/01/27
Go Extreme
1
コロナの後にー加速するトライバル化 ローマかモスクワか、それともカリフ制国家か 旗への回帰 グローバル化の終焉 劇的な変化 見失われた方向性 いいかい、問題は経済なんかじゃないんだよ アイデンティティの危機とは何か どうして曽祖父はナチスに入ったのか 1930年代版グローバル化の途絶 2001年9月11日とトライバル化の再生 来たるべき戦争を止める方法2021/03/01
miharasi_mamiya
0
トライバル化の現象がどうして起こっているのかを考えて分析している。トラウマ、精神的ショックを受けることが原因でアイデンティティの危機の状況が起こり、トライバル化という事態が引き起こされる。経済が問題だという意見がよく聞かれるが、そうではないと著者は主張する。著者の曽祖父がナチスに入ったことが著者がこの問題について考え続けるきっかけになっていて大きな影響を与えているようだ。2025/12/22




