目次
第1部 歴史(はじまり 一九三四年一一月~一九三五年六月―酒をやめていないアルコール依存症者の限界;最初の成長 一九三五年六月~一九三七年一一月―酒をやめたアルコール依存症者の限界;AAの独立 一九三七年一一月~一九三九年一〇月―限界のなかに、全体性を見いだす;成熟を願うAA 一九三九年一〇月~一九四一年三月―他者を求めて―AAが周知される時代;AA成熟への道 一九四一年~一九五五年―アルコホーリクス・アノニマスの限界;成熟にともなう責任 一九五五年~一九七一年―有限だからこそ生まれるAAの全体性)
第2部 解釈(米国史のより広い文脈で;宗教思想史の文脈で;AAの意味と意義)
補遺A AAと「絶対的存在」成長あるいは完成としての「霊的なもの」
補遺B 時が満ちて 一九七一年~一九八七年―古い境界と新しい限界
著者等紹介
カーツ,アーネスト[カーツ,アーネスト] [Kurtz,Ernest]
ポーランド系米国人。高等教育を終えてカトリック司祭となったが、心理学と歴史学を学び直し、1978年にハーバード大学米国文化史学部において哲学博士号を取得した。古典となった『アルコホーリクス・アノニマスの歴史』のほか、ロングセラーの『不完全さを受け入れるスピリチュアリティ』、『スピリチュアリティを経験する』、『恥と罪』などの著作がある。アルコール依存に悩む人や、その家族、友人のための相談や、講演などを通しての啓発活動に従事しながら、ラトガース大学夏期学校アルコール研究学部や、アナーバーのミシガン大学自助グループ研究・知識普及センターにおいて、研究し、教鞭を執った。2015年に逝去
葛西賢太[カサイケンタ]
上智大学グリーフケア研究所特任准教授、宗教情報センター研究員。博士(文学)。教員としての最初の赴任先の新潟でAAに出会い、25年を超すご縁をいただく。編著書多数
岡崎直人[オカザキナオト]
日本福祉教育専門学校精神保健福祉士養成学科学科長。修士(Master of Arts)。国立武蔵療養所、国立久里浜病院にてアルコール依存症者とその家族を支援する精神科ソーシャルワーカーとして働き、さいたま市こころの健康センター(精神保健福祉センター)所長として定年退職。AA元常任理事、ワールドサービス評議員
菅仁美[スガヒトミ]
Hazelden Betty Ford Foundation Center City Case Manager.修士(Master of Arts Addiction Studies)、ミネソタ州アディクションカウンセラー/LADC(Licensed Alcohol and Drug Counselor)。ひがメンタルクリニック、久喜すずのき病院にて精神保健福祉士として勤務後、2004年渡米(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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