内容説明
コグトレとは…学校や社会で困らないために、3方面(社会面、学習面、身体面)から子どもを支援するための包括的支援プログラムです。本シリーズは、現在、学校教育等で幅広く使われ始めているコグトレを、子どもが一人でも取り組めるように構成したものです。本書『感情をうまくコントロールするためのワークブック』は、子どもが一人で読み進めながら、小学生の姉弟の1年間に起こる出来事を通して、自分や相手の気持ちに気づく方法や、いやな気持ちの減らし方を身につけていく展開になっています。
目次
人の気持ちに気がつく―4月新学期 クラスがえで友達が悲しそう
相手の表情から気持ちを読み取る―4月後半 先生がムッとしている
人の気持ちの変化に気がつく―5月前半 友達にちょっかいを出しすぎて
話をしている人の気持ちを考える―5月後半 友達がおこられている
状況から人の気持ちを考える―6月前半 サプライズをしようとしている
人の気持ちの理由を考える―6月後半 近所の子が泣いている
タイミングから人の気持ちを考える―7月夏休み 弟がおこられている
聞く人の気持ちを考える―8月夏休み 姉がなぐさめられている
自分の気持ちに気がつく―9月2学期 感情のペットボトル
いかりの気持ちを減らす―9月後半 10月前半 ちがった考えをしようシートを使う〔ほか〕
著者等紹介
宮口幸治[ミヤグチコウジ]
立命館大学産業社会学部・大学院人間科学研究科教授。医学博士、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床心理士、公認心理師。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。大阪府立精神医療センターなどに勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016年より現職。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG‐TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。