内容説明
「AI覇権争い、日本に活路はあるのか。」人工知能(AI)の技術がめざましく発展し、我々の日常さえも大きく変えようとしている。世界各国はどのような未来社会を実現しようとしているのか。多面的な戦略の全体像を把握し、第4次産業革命後の世界、そして日本の行方を予見する。
目次
第1章 序章―諸外国における国家AI戦略
第2章 米国―政権交代による国家AI戦略の継承と変化
第3章 中国―2030年に向けたAI大国の戦略と展望
第4章 英国―データ倫理の確立とAI人材の育成
第5章 ドイツ―デジタル戦略とAI戦略の展望
第6章 フランス―AI・IoTベンチャー支援によるフレンチテック育成
第7章 欧州連合―EUにおけるAI政策の展開
第8章 経済協力開発機構―「OECD AI原則」とデジタルトランスフォーメーション
第9章 インド、カナダ、フィンランド―各国のAI戦略と人材育成の特徴
第10章 終章―諸外国における国家AI戦略の特徴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらーく
3
2020年発刊なのね。生成AIがこれだけ拡がった今ではどう修正されるか興味深い所。 アメリカ、中国、英国、ドイツ、フランス、EU、OECD、インド、カナダ、フィンランド。まとめの最後にちょろっと日本。 各国それぞれに戦略があるけど、やはり気になるのは中国だね。AI国家戦略と謳うところが、他国とは異なるわ。やはり国家が何よりも重視する(危うい)国だねえ。 例えば、西側(中国以外か)だと、人工知能研究開発戦略、産業政策とAI、デジタル戦略等。AIと産業や研究開発とを結びつける戦略なのだけど。日本は蚊帳の外?。2025/01/04
Riko
2
各国の状況をざっくり俯瞰。教育方面はなかなか難しそうね。あと倫理も避けて通れない問題。図書館で借りた。2020/09/17