目次
第1章 離島とその離島の小さな地域社会と小さな学校―鹿児島県熊毛郡屋久島町一湊地区・口永良部島(屋久島と学校;一湊と学校;口永良部島と学校)
第2章 統廃合によって学校がなくなった都市近郊地域のその後―京都府相楽郡南山城村高尾地区(南山城村の学校統廃合;高尾地区と学校統廃合;高尾地区における廃校舎活用;中年世代が描く高尾地区の将来)
第3章 移住者受け入れ先発地における地域と学校―和歌山県東牟婁郡那智勝浦町色川地区(保育所・学校の存続と移住者受け入れ;学校と地域の“距離”;学校の思い、地域・保護者の思い尾;卒業生と色川―2つの家族の事例から)
補論 創意が生きる小さなマウルと学校―韓国・忠清南道洪城郡洪東地区(プルム学校のマウルづくり;公立学校と地域の“架橋”;洪東の実践を可能にした制度的背景―付与された学校裁量を活かす;実践を支える民間組織と運動の存在)
著者等紹介
中島勝住[ナカジママサズミ]
1951年生まれ。京都精華大学名誉教授。中国近現代の社会と教育を研究していたが、そこから、差別問題と多文化主義にも関心が向かう。目下のところは、人が心地よく住むことができるコミュニティのサイズと構造について、その実現可能性をあれこれ考えている
中島智子[ナカジマトモコ]
1953年生まれ。元プール学院大学教員。研究領域は在日外国人教育。現在、学校統廃合と地域との関係や小規模校維持戦略について、公立学校と朝鮮学校の場合を比較的視点で研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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