目次
第1部 理論編(子どもの貧困の理論と実態;問題の所在と本書の目的;「ケアする学校」の理論的視座)
第2部 事例編(調査の概要;桜小学校におけるケアの取り組み:貧困に抗するカリキュラム;桜小学校におけるケアの取り組み:貧困に抗する学習環境づくり;海小学校におけるケアの取り組み;光中学校におけるケアの取り組み:ケアする教師へのケア)
第3部 結論編(「ケアする学校」の諸要件;「ケアする学校」の普及に向けての提案)
著者等紹介
柏木智子[カシワギトモコ]
立命館大学産業社会学部准教授。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。日本学術振興会特別研究員(RPD)、大阪国際大学短期大学部専任講師、大手前大学総合文化学部准教授を経て2017年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
22
興味深い本だったので購入。教師によるケアが、子どもの貧困にとってどのような影響を及ぼすのか、理論的かつ実証的に論じられている。著者は将来的に教師は教師資格と福祉資格を持った人になることを提言し、そのためには社会福祉士よりも簡単に取得できる資格創設を提起する。教育分野の研究者に多いが、他職種ではなく教員の力量をあげることで、将来的には福祉職が入るのではなく教員で担おうとする面もみられ、そこには大きな疑問が残る。また新しい資格は論外だろう。ただ面白い研究であった。2020/08/15
昌也
0
再チェック2022/03/16
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- 和書
- 一世紀より長い日