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目次
北に行く夜行列車
鴨緑江を越える
逮捕
一九二〇年代の上海
上海脱出
燃えあがる中国大陸
水の上の亡命政府
花灘渓の青き流れ
朝鮮義勇隊と光復軍
重慶の臨時政府の人びと
大陸を濡らした血と涙
日本の降伏
祖国へ向かう道
喜びと悲しみの地
民族は分裂し…
北から来た人
監獄生活
明け方の引越し荷造り
著者等紹介
鄭靖和[チョンジョンファ]
1900年、ソウルに生まれる。11歳で大韓協会会長であった金嘉鎭の息子金毅漢と結婚。20歳のとき、先に中国・上海に亡命していた義父と夫のあとを追って上海へ亡命した。義父と夫に仕えながら、独立運動資金を募るために臨時政府密使として地下組織を通じて6回にわたって朝鮮に潜入した。1932年臨時政府要人たちと共に上海を脱出、以後1945年に重慶で祖国の解放を迎えるまで13年間、中国の浙江省・江西省・湖南省・四川省の各地を転々とする。その間も、臨時政府要人の世話をしながら、韓国国民党や光復軍創建に関与し、公私ともに臨時政府を支えた。解放後の翌年1946年にようやく難民として祖国に帰還。しかし、南北分断と朝鮮戦争に巻き込まれ、夫が北朝鮮に連れ去られたばかりか、彼女も戦時戒厳下の附逆(国家反逆)罪で投獄された。その後、祖国とみずからが辿った100年近い苦難の歳月のすべてを書き残すと、1991年に生涯を閉じた
姜信子[キョウノブコ]
1961年、神奈川県生まれ。著書・編著多数。2017年、『声 千年先に届くほどに』で鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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