内容説明
本書は、OECDの「より良い暮らし指標(Better Life Index)」という、2011年に始まったプロジェクトの一環として出版されたものである。本ガイドラインは、既存の信頼尺度を改善するための第一歩として、信頼データの収集、公表、分析について国際的な提言を行い、各国統計局にそれを利用するよう奨励している。また、信頼尺度がなぜ監視と政策策定に適しているのか、国立統計局は既存の信頼尺度の利用性を拡充する上でなぜ重要な役割を担っているのかといったことも概説している。信頼尺度の統計の質について考察している他、信頼に足る一貫した方法で信頼を測るための最良のアプローチと、データを報告、解釈、分析するためのガイダンスを収録している。各国の統計局、国際機関の統計局が世帯調査に利用できる原型調査モデルもいくつか収録している。
目次
第1章 信頼を測る―序論
第2章 信頼の概念と妥当性
第3章 方法論的考察
第4章 信頼を測る
第5章 信頼データの公表と分析
附録A 信頼尺度の具体例
附録B 質問群
著者等紹介
桑原進[クワハラススム]
1965年大阪府生まれ。1989年東京大学経済学部卒業、1993年Warwick University(MPhil in Economics)留学。1989年経済企画庁(現内閣府)入庁、2007年政策研究大学院大学准教授、2010年内閣府経済社会総合研究所主任研究官、2013年日本経済研究センター研究本部主任研究員、2015年内閣府経済社会総合研究所総務部長、2018年より外務省国際協力局審議官。専門は、マクロ経済学、幸福度研究、応用一般均衡分析、経済社会統計
高橋しのぶ[タカハシシノブ]
1971年東京都生まれ。立教大学大学院法学研究科修士課程修了。1998年7月よりOECD東京センターに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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