内容説明
本書は、いかにして日本の幼稚園・保育所が子どもたちの社会性や情緒の発達を支え、社会への足場かけとしての役割を果たすのかに着目しているわけであるが、もっと大きなストーリーを物語っているとも考えられる。本書は、いかに日本の子どもたちが日本の幼稚園・保育所において「日本人」に育ちゆくかについてのストーリーである。
目次
第1章 「見守る」
第2章 気持ち
第3章 「ギャラリー」
第4章 身体文化
第5章 幼児教育者の専門性
第6章 文化的実践としての幼児教育政策
第7章 文化の再構築
著者等紹介
林安希子[ハヤシアキコ]
アリゾナ州立大学大学院教育学部博士課程修了(Ph.D.)。ジョージア大学ポスドク研究員を経て、明治大学専門職大学院ガバナンス研究科助教。専門は、幼児教育、比較教育、文化人類学、発達心理学、質的調査法。幼児教育者がどのように子ども達と接しているのか、子どもの育ちと文化はどのように関係しているのか、教育政策や社会がどのように幼児教育に影響を与えているのか。教育文化人類学者として、ミクロからマクロに至って幼児教育の研究を行っている
トービン,ジョセフ[トービン,ジョセフ] [Tobin,Joseph]
ハワイ大学、アリゾナ州立大学を経て、ジョージア大学教育学部教授。専門は、幼児教育、比較教育、文化人類学、質的調査法。教育文化人類学者として、『3つの文化における幼児教育』研究を初め、『5か国の移民の子どもたち』『3か国のろう幼稚園』などの幼児教育の国際比較研究、また、40年以上に亘り、日本文化についての研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドシル
aki