目次
第1部(2023年、国家の一大プロジェクト―AIロボット「アイちゃん」が先生になった;大輔に異変が見られるようになった―教員は「めっしほうこう」だ;「お父さん、お父さん、目を開けて!」)
第2部(奇跡的に命だけは助かった;勤務時間を過少申告していた問題が発覚するかもしれない;勤務時間の過少申告問題で脅される校長;公務災害申請をするかどうか揺れる由紀;「わかりました、公務災害申請の手続きをします」;給特法がある限り、裁判所も教員を守ってくれないのか;子どもと教職員のためにたたかう花咲校長;「公務災害を勝ち取る会」の結成へ;持ち帰り仕事を「公務」と認めさせる秘策;シンポジウムで訴えることを決意した;学力テストを廃止する方向で検討へ;命からの訴え、そして公務災害の認定は?)
著者等紹介
藤川伸治[フジカワシンジ]
みらいの教育プロジェクト呼びかけ人代表、藤川塾塾長。1957年生まれ。1980年4月から広島県公立中学校理科教員。1995年から広島県教職員組合役員、広島平和教育研究所事務局長を歴任。2000年4月から18年3月末まで日本教職員組合役員。18年4月以降、連合総研主任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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haco
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今の学校って休日にSNSトラブルが…万引きが…etcしらんがな、と思うようなものすべての対応をしている。だれも断らない。 部活動が嫌だと言いながら断らない。生徒に行動しろと言いながら、まったく行動できない人たちの集まりで…現場の意識改革も必要。そしてこの本を教員じゃない人たちがたくさん読んでほしいと思う。 教員って忙しいってよく言うけれど、なにが忙しいのって言われるから。2024/06/23
TAK.I
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教師の働き方改革が世間でもクローズアップされるようになった。定額働かせ放題と揶揄され教員採用試験の倍率も過去最低を切った。教員の質の低下を危惧する声が高まる中これからの教育はどうなってしまうのか。子どもに投資することは未来に投資することだ。とかくすぐに結果を求めがちな風潮があるが長い目で見れば教員の働き方を安定させることが社会を成長させることにつながるはずだ。保護者の必要以上のニーズに応えることで教員は疲弊している。格差社会の中で生きづらさを感じている人が、教員をターゲットにしているように思えてならない。2019/12/28