目次
1 ウェールズの風景
2 歴史
3 ウェールズ語保存の歴史
4 産業と交通
5 祭典と伝統
6 絵画・スポーツ・音楽・生活
7 伝説・文学・地誌・学術
著者等紹介
吉賀憲夫[ヨシガノリオ]
愛知工業大学名誉教授。専門はウェールズ地域研究、イギリスロマン派研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
158
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。エリア・スタディーズシリーズ4作目です。ウェールズは、イギリスを構成する連合王国の1国だとは知っていますが、それ以外の知識は皆無でした。他の国に比べると地味な存在で、あまり魅力を感じなかったので、ウェールズを旅することはないと思います。2019/09/05
コットン
69
ウェールズというとイギリスの一地方との認識しかなかったけれどこの本でウェールズ語や独特の歴史や文化・観光などが各専門家によって語られていて好印象。巻末には参考のガイドブックも載っている。2024/03/20
Koning
32
インターネットの黎明期と言っていい時代からウェールズ紹介サイトをやってらした吉賀憲夫さんの編著という形で岩瀬ひさみ、太田直也、太田美智子、梶本元信、小池剛史、永井一郎、久木尚志、平田雅博、廣野史子、松山明子、森野聡子の各氏の共著でウェールズをほぼ満遍なく紹介。ただ、A5版300ページの書籍で語るにはどの項目も入り口だけと言って過言ではないので、巻末のブックガイドを参考に興味のある点を掘り下げると色々と楽しいと思います。流石に留学したり生活しつつ肌でウェールズを感じてきた人たちの記事は面白いすねぇ。2019/09/13
鯖
24
ウェールズの歴史はローマ、サクソン、イングランドとの闘いと征服の歴史。それでも不断の努力により、今でもウェールズ人の20%がウェールズ語を話せるのだという。1800年代は学校でウェールズ語を話しているのが見つかると青い罰札をもたされ、週末にはその数だけ鞭うたれる。言葉を取り上げるのはダメだわ。海苔をゆでてオートミールと煮て佃煮みたいにしてパンに載せてたべるラーヴァーブレッド。そういや子どもの頃、バタートーストにごはんですよのっけて食べてたわ。ウェールズのみなさんにも海藻分解する酵素がいるんじゃろか。2023/02/13
洋書好きな読書モンガー
18
(1)13世紀の大サウェリンについて(2)孫のサウェリンの対イングランド反乱(3)ウェールズがなぜ国として残って無いか(4)なぜウェールズ語は残っているのかなどウェールズについての疑問に答えてくれた。近世の石炭産業、製鉄業などウェールズの英国で果たした役割、ウェールズの名所など知る事が出来た。この手の本はすぐ内容が古くなるがこのシリーズの別の国の物は第三版、第四版と更新されているので良いシリーズかも。2025/04/24