内容説明
きこえない人への差別や偏見はなぜなくならないの?手話言語法の制定がなぜ求められているの?手話が言語だとわかればすべてが解ける!当事者の視点から解説した最もわかりやすい入門書!
目次
第1章 はじめに―手話言語の5つの権利
第2章 手話言語とは
第3章 手話言語を獲得する
第4章 手話言語で学ぶ
第5章 手話言語を学ぶ
第6章 手話言語を使う
第7章 手話言語を守る―「手話言語法」制定を目指して
資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nazolove
12
こうやって本を読んで、改めて今興味をもった手話について、勉強することができた。 今まで手話を覚えればいいじゃないか、なんていう気持ちでいたがこうやって一つ人より足りていないものを持った人たちがここまで運動して今に至る、なんていう経緯に衝撃を受けた。 改めて今やっている活動を真摯にやって、こういった人たちを助けて、支えてあげたいと思った。 また、こういった経緯を知らない人たちのためにも勉強して、様々な人たちに知らせていきたいと思った。2020/02/16
ドシル
11
様々な人が登場するコラムは良かった。 ろうあ運動の歴史を知るのも良かった。 でもトータルでは納得できない部分も多かった。 2019/09/06
うたこ
0
(資料などの法律系は読み飛ばし) 手話言語法は、①手話を獲得する ②手話で学ぶ ③手話を学ぶ ④手話を使う ⑤手話を守る という5つの柱をもとに「手話言語は日本語と同等の言語である」ということを認め、更に「ろう者があらゆる場において、手話言語を使用して生活を営み、豊かな文化を享受できる社会」の実現を目的とした法律。これまで障害者権利条約や障害者基本法において「手話は言語である」ということは認められてきたものの、不十分であった結果さらなる法律の制定が求められている。石狩翔陽高校の「手話語」授業が羨ましい。2024/01/14