内容説明
日本のトップ哲学者が集い、議論のレベルを落とすことなく、しかしできるだけわかりやすい言葉で、次世代に哲学を伝えることを目的として始まった「現代哲学ラボ」。運命、“私”・“今”、現実性などについて根源的な議論を展開し、毎回、哲学ファンを魅了してきた。これまで開催された4回分の講義を再編集し、新たな書き下ろし原稿を加えてシリーズ書籍化。哲学することに関心を持つすべての人に贈る、知的刺激に満ちた講義集。
目次
第1部 この本で何が語られるのか(すべては運命なのか、そうではないのか?(森岡正博))
第2部 実況中継「現代哲学ラボ第1回」(現代哲学ラボ 運命論を哲学する(入不二基義×森岡正博))
第3部 言い足りなかったこと、さらなる展開(時間と現実についての補遺(入不二基義)
運命と現実についてもういちど考えてみる(森岡正博)
再応答―あとがきに代えて(入不二基義))
著者等紹介
入不二基義[イリフジモトヨシ]
1958年11月11日神奈川県生まれ。東京大学文学部哲学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。山口大学助教授を経て、青山学院大学教育人間科学部心理学科教授(専攻は哲学)
森岡正博[モリオカマサヒロ]
1958年9月25日高知県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(人間科学)。現在、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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