内容説明
子どもの貧困の再発見から10年。この10年間の政策・実践・研究を批判的に検討し、“子どもの貧困を議論する枠組み”を提供する。新・スタンダードの誕生!
目次
子どもの世界の中心としての「遊び」
第1部 遊びと経験の意味(貧困と子どもの経験―子どもの視点から考える;生きるためにあそぶ―あそびが見えてくる社会にむけて;遊びと遊び心の剥奪―障害と貧困の重なるところで)
第2部 子どもの世界を守る実践(遊びと育ちを支える保育実践;みんなが気持ちいい学童保育;やはり、授業がプレイフルであること;地域子育て支援拠点事業の多様なあり方―夜の多世代型子育てサロンはじめました;放課後の地域の居場所から考える)
第3部 育ちの基盤を支える(子どもの健康と貧困;子育ての分断と連続;貧困対策における保育の再定位に向けて―家族のライフコース、労働とレジリエンス)
「子どもの世界」を社会全体で守るために―家族主義をどう乗り越えるか
著者等紹介
松本伊智朗[マツモトイチロウ]
北海道大学大学院教育学研究院教授。専門は教育福祉論、社会福祉論。雑誌『貧困研究』(貧困研究会、明石書店)編集長
小西祐馬[コニシユウマ]
長崎大学教育学部准教授。専門は児童福祉、貧困研究
川田学[カワタマナブ]
北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター准教授。専門は発達心理学、保育・幼児教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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