左派ポピュリズムのために

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  • サイズ B6判/ページ数 149p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750347721
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0010

出版社内容情報

私たちはまさに「ポピュリスト・モーメント」の只中にいる――。「ポスト政治」的状況において、左派ポピュリズムの可能性とは何か。「少数者支配」に対抗する「人民」を構築し、民主主義を回復・深化させるためのラディカル・デモクラシー戦略を提示する。

序論

1 ポピュリスト・モーメント

2 サッチャリズムの教訓

3 民主主義を根源化すること

4 人民の構築

結論



 付録

 謝辞

 原注

 訳注

 訳者解題

 索引

シャンタル・ムフ[シャンタル ムフ]
著・文・その他

山本 圭[ヤマモト ケイ]
翻訳

塩田 潤[シオタ ジュン]
翻訳

内容説明

ギリシャのシリザ、スペインのボデモス、米国のサンダース、英国のコービン、不服従のフランスのメランション…。“少数者支配”に立ち向かう。民主主義を回復・深化させるためのラディカル・デモクラシー戦略。

目次

1 ポピュリスト・モーメント
2 サッチャリズムの教訓
3 民主主義を根源化すること
4 人民の構築

著者等紹介

ムフ,シャンタル[ムフ,シャンタル] [Mouffe,Chantal]
ベルギー生まれ。現在、ウェストミンスター大学民主主義研究所教授(政治理論)。ハーバード大学、コーネル大学、プリンストン大学先端研究所、パリ国立科学研究センター(CNRS)などでの研究職や、コロンビア国立大学、ロンドン市立大学、ロンドン大学ウェストフィールド・カレッジなどの教授を歴任。パリ国際哲学カレッジにも参画

山本圭[ヤマモトケイ]
立命館大学法学部・准教授。専門は現代政治理論、民主主義論。名古屋大学・大学院国際言語文化研究科単位取得退学。博士(学術)

塩田潤[シオタジュン]
神戸大学・大学院国際協力研究科博士後期課程在籍。専門は政治社会学。ピサ高等師範学校人文社会科学研究科留学。研究対象はアイスランドにおける金融危機後の社会運動と制度内政治の関係性、とくに、運動政党、反緊縮運動、憲法改正運動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

38
人民主義と平等という民主主義の理念が侵食されているポスト・デモクラシー的な状況において、自由主義原理と民主主義原理の闘技的な緊張関係が消し去られた少数者支配の不平等は著しい。そういった新自由主義的なヘゲモニー編成に代わる新しい可能性として、「ポピュリスト・モーメント」はある。「ポピュリスト・モーメント」とは、サッチャリズムにおいて、右派がヘゲモニーをとった手法である。「ポピュリスト・モーメント」を単に民主主義にとって脅威とみるのではなく、民主主義の根源化に向けたチャンスでもあると認識すべきである。左派はポ2019/08/05

34

16
ラクラウとの共著『民主主義の革命』は、80年代のサッチャリズムにたいする左派からの応答であった。当時の左派が用いることのできた理論的資材のなかに、サッチャーのポピュリズムに対抗できる武器はなかった。ムフは、2008年の金融危機以後の政治的状況を「ポピュリスト・モーメント」とみなす。実際、以前から指摘されていたリベラル・デモクラシーの限界が一挙にポピュリスト的政治として、とくに右派の側から噴出してきたかのようであった。本書は、そのような傾向にたいする応答として、左派が対抗政治を構築するための条件を提示する。2021/02/15

またの名

12
状況に身を置く著者のマキャベリ仕草とか述べる訳者解題の語彙がSNS的過ぎ。放送局をぶっ壊すとか新撰組に自らを擬すポピュリズム政治は反エリート主義という点で左派が避けるべき路線ではなく、まして敵で悪魔などと形容する攻撃を誤りと指摘。かつては妥協し協力していた自由主義と民主主義の関係が崩れ前者が新自由主義として一方的な勝利宣言を世界へ発しようとする時代に、反エリートとしての民主主義を言語ゲーム、情動論、精神分析の知見を支えに掲げる。体制全否定の革命でも漸進的改良でもなく、枠組みを規定してくる座標の転換を唱道。2019/07/12

qoop

10
右派左派ともに新自由主義的政策を掲げたことで政党間の差異が損なわれた現在。右派同様ポピュリズムに座を占めることで(本来の思想的立場からは撤退した位置で、だが)有意義な論議が復活するのではないかとする著者。いまの僕には難解だが、政策に根本的な違いを見いだせないからこそ属人的に政治を語ることしか出来ない層が目立つのだろうし、だからこそその愚かしさがはっきり分かるのだなと察せられた。2020/09/17

やまやま

9
民主主義の大きな課題として、多元主義の承認と両立する形で、政治的な党派が組めるのか、また、党派間の抗争は、「敵対」ではなく「闘技」であることが実現できるのか、というムフさんの主張を今回も読みました。民主的な秩序の実現と敵対性の抹消不可能性は両立できるのかというのは、なんとなく理論倒れのような気もしますが、暴力に訴えない限り、世の中をうまくまとめていく可能性もあるかな、とも感じました。左派右派の超越というのは、新自由主義への降伏ではないかという身悶えや、サッチャー流の右派ポピュリズムへの反感も強いです。2019/10/04

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