ソーシャルペダゴジーから考える施設養育の新たな挑戦

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ソーシャルペダゴジーから考える施設養育の新たな挑戦

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784750347554
  • NDC分類 369.43
  • Cコード C0036

出版社内容情報

家庭養護の推進という国際的な動向の中で、その先頭を走ってきたイギリスでは、施設養育の意義や専門性を見直そうとする動きが起こっている。その理論的な柱となるソーシャルペダゴジーの概念を手がかりに、今後のわが国の社会的養育のあり方を考察する。

序文



第1章 序論

 レジデンシャル・チャイルドケアの歴史の概略

 ソーシャルワーク内でのレジデンシャル・チャイルドケア

 レジデンシャル・チャイルドケアの近年の歴史

 ソーシャルケアの行政改革

 政策方針の変化

 新たなケアのあり方

 本書で提示する実践の方向性の特徴

 レジデンシャルケアの中心的な特徴の抽出

 本書の構成に関して



第2章 安全と安心:所属感

 事例

 はじめに

 毎日のルーティーン、リズム、習慣

 関係性を通した安全感

 安全感に関連した理論的な概念

 アタッチメントとコンテインメントの適用――メイヤーの『ケアの中核』

 家族と拡大家族のリズム

 ケアリングの文化的・精神的リズム

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第3章 養育:ケア感覚

 事例

 はじめに

 ケアの倫理

 愛情と適切な関係性

 ふれあい

 食事

 衣服

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第4章 健康:ウェルビーイングの感覚

 事例

 はじめに

 インケアの子どもの健康ニーズ

 インケアの子どもたちの社会環境

 健康の不平等

 近代世界に生きる

 アディクション(依存症)

 アディクションが子どもと家族へ及ぼす影響

 問題解決能力のギャップ

 ウェルビーイング

 生活場面でのアプローチ

 健康的な職員を支える

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第5章 達成と楽しみ:広い意味での教育

 事例

 はじめに

 教育の性質

 社会的養護のもとで暮らす子どもに対する教育

 幸福の性質

 教育と幸福の橋渡し

 広い意味での教育

 教育的機会に富むレジデンシャル・チャイルドケア

 創造性

 教師とケアするひとの役割

 ユーモア

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第6章 アクティビティ:目的感

 事例

 はじめに

 遊びの重要性

 遊びとアクティビティの種類

 目的意識を持ったアクティビティの利点

 適切な水準にアクティビティを調整する

 時間、空間、アクティビティ

 アクティビティの調整

 アクティビティとリスク

 「体験の手配者(experience arrangers)」としての大人

 関係性――コモン・サード(共通の第三項)

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第7章 尊重と責任:シティズンシップ(市民性)の概念

 事例

 はじめに

 背景

 ルールと権利を超えて

 尊重の文化を発展させる

 衝突への対応

 身体拘束

 尊重を学ぶ

 責任を学ぶ

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第8章 貢献:寛容な精神を育む

 事例

 はじめに

 利他主義と共感

 寛容を妨げるもの

 ケアの倫理からの寛容さへのアプローチ

 賃金労働における寛容と感謝

 精神の寛容さ

 他文化における寛容の見解

 職員の親切

 子ども・若者集団のなかの親切

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第9章 包摂:コミュニティ感覚

 事例

 はじめに

 排除の原因

 子どもの権利

 参加

 ソーシャルワーク上の決定への子どもの関与

 良好な関係の重要性

 ソーシャルキャピタル(社会関係資本)

 まとめ

 事例を振り返って

 実践に向けた考え方



第10章 結論



 参考文献



 監訳者あとがきと解説



 著者・監訳者・訳者紹介

マーク・スミス[マーク スミス]
著・文・その他

レオン・フルチャー[レオン フルチャー]
著・文・その他

ピーター・ドラン[ピーター ドラン]
著・文・その他

楢原 真也[ナラハラ シンヤ]
監修/編集

益田 啓裕[マスダ ケイスケ]
翻訳

永野 咲[ナガノ サキ]
翻訳

徳永 祥[トクナガ ショウコ]
翻訳

丹羽 健太郎[ニワ ケンタロウ]
翻訳

目次

第1章 序論
第2章 安全と安心:所属感
第3章 養育:ケア感覚
第4章 健康:ウェルビーイングの感覚
第5章 達成と楽しみ:広い意味での教育
第6章 アクティビティ:目的感
第7章 尊重と責任:シティズンシップ(市民性)の概念
第8章 貢献:寛容な精神を育む
第9章 包摂:コミュニティ感覚
第10章 結論

著者等紹介

スミス,マーク[スミス,マーク] [Smith,Mark]
エジンバラ大学のソーシャルワーク上級講師。それ以前は、ストラスクライド大学でレジデンシャル・チャイルドケアの大学院コースを創設し、ソーシャルワークを教えていた。アカデミックな世界に移る前は、レジデンシャルケアの実践者、主任として20年以上の経歴を持つ。レジデンシャル・チャイルドケアに関するさまざまな文献を発表しており、特にケアの本質と養育の概念に関心を持っている

フルチャー,レオン[フルチャー,レオン] [Fulcher,Leon]
子ども・若者を対象としたレジテンシャルケアやフォスターケアで40年以上ソーシャルワーカーとして働き、いくつかの国で大学講師としても勤務している。文化や国を超えて仕事をすること、チームワーク、ケアをするひとのケアなどが専門であり、スーパービジョンや研修にも携わっている

ドラン,ピーター[ドラン,ピーター] [Doran,Peter]
ソーシャルワークに34年間従事し、レジテンシャルケアや教育サービスでの実務や運営に携わってきた。現在は非常勤として、地方自治体のフォスタリングやパーマネンス関連の仕事を引き受けている。また、スコットランド政府による子ども・若者に対する複合的で特別な支援ニーズに関する検討会議の議長を務めている

楢原真也[ナラハラシンヤ]
児童養護施設子供の家、治療指導担当職員。日本ソーシャルペダゴジー学会理事。大学院卒業後、児童養護施設で児童指導員や心理職として勤務。子どもの虹情報研修センター主任を経て、2015年より現職。臨床心理士、人間学博士

徳永祥子[トクナガショウコ]
日本財団研究員。大阪市阿武山学園、国立武蔵野児童学院にて児童自立専門員として勤務後、2016年より現職。日本ソーシャルペダゴジー学会理事、福祉社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

8
途中断念していたが、連休を利用して再読。チャレンジングな内容で、施設のみなさんに勇気を与える一冊。でも読み込める人も限られるのかなー。2019/04/28

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