エリア・スタディーズ<br> イスラエルを知るための62章 (第2版)

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イスラエルを知るための62章 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750346939
  • NDC分類 302.285
  • Cコード C0336

出版社内容情報

ユダヤ民族主義運動から生まれたイデオロギー国家イスラエルの、その激動の歴史、多様な社会、そして人々の暮らしの素顔を紹介。関係各国の政治的思惑が交差する国際政治のなかで、中東に位置する、この国の現実と未来を見通すための最適の一冊。

 はじめに





? イスラエルという国



第1章 一瞬も退屈のない国――波乱と緊張と多様性の中で

第2章 自然と気候――「肥沃なる三日月地帯」の南端

【コラム1】世界のユダヤ人とイスラエル





? 歴史



第3章 シオニズム――ユダヤ人ナショナリズムの三つの流れ

【コラム2】「近代シオニズムの父」ヘルツル

第4章 宗教共同体から民族共同体へ――ヨーロッパ近代がもたらした新たな潮流

第5章 パレスチナへの移民の波――ユダヤ人社会の誕生とアラブ系住民との軋轢

第6章 ホロコーストとシオニズム――悲劇をどう解釈するか

【コラム3】アイヒマン裁判――陳腐ではなかった悪

第7章 イスラエル独立と第一次中東戦争――民族の悲願達成、戦いの歴史の始まり

【コラム4】ダヴィッド・ベングリオン――イスラエル建国を実現

第8章 第三次中東戦争と「領土と平和の交換」原則――いまだ達せられない和平の枠組み

第9章 第四次中東戦争から現代まで――45年の変化は大きかったが





? イスラエル歳時記



第10章 夏に迎える新年――ユダヤの歴史に基づく年中行事

第11章 誕生から死まで――世俗的イスラエル人と通過儀礼

【コラム5】メア・シャリーム

第12章 聖と俗の緊張関係――ユダヤ教とイスラエル社会

【コラム6】労働禁止の安息日「シャバット」

第13章 産めよ育てよ――イスラエルの出産・子育て事情

第14章 教育重視社会――18歳で大きな転機

第15章 体外受精も保険でカバー――柔軟な医療・社会福祉制度

第16章 イスラエルのユダヤ料理――ユダヤ教の戒律と多様性





? 多様な言語と社会



第17章 日常語になった現代ヘブライ語――手に入れた自分たちの言語

【コラム7】イディッシュ語やラディノ語の「復活」

第18章 アシュケナジームとスファラディーム――移民とイスラエル社会

第19章 世界中のユダヤ人を受け入れるイスラエル――5人に1人が国外出身

第20章 いろいろ話せて当たり前――多言語社会イスラエル

第21章 活発なメディアとSNS――アプリ開発をリードする高い利用率

第22章 ホロコースト生存者――高齢化と拡大する格差の陰で

第23章 時代とともに変化し続けるキブツ――自然と社会環境の豊かな世界





? 政治と安全保障



第24章 多党化と不安定な政権――百家争鳴の政党政治

第25章 右傾化するイスラエル――背景に人口構成の変化

【コラム8】イツハク・ラビン――イスラエル建国からの“象徴”

第26章 「憲法」のない国――将来の憲法を構成する「基本法」を整備

第27章 政治と軍事――安全保障政策は誰が決定しているのか

第28章 国防軍(IDF)とイスラエル社会――政軍関係と聖俗関係との狭間で

第29章 イスラエルの核戦略――曖昧政策と一方的抑止

第30章 兵器産業と武器輸出――最先端システムを支える柱

第31章 変化するイスラエルの脅威概念――新たな類型の出現と対抗戦略

【コラム9】世界有数のサイバーセキュリティ先進国

第32章 情報機関――国家安全保障の根幹

第33章 モサド――失敗の系譜

第34章 軍事作戦と国際法――自衛権の行使か、過剰な軍事力の行使か





? 経済発展の光と影



第35章 イスラエル経済の変遷――特異な発展モデル

第36章 二つの基幹産業――発展する農業と岐路に立つダイヤモンド

【コラム10】イスラエル産ワイン――ストレートで味わい深く

第37章 イノベーション大国――ハイテク国家の旺盛な起業精神

第38章 日本・イスラエル“ビジネス新時代”――進展する経済関係

第39章 共存の夢は遠く――進むパレスチナとの経済分離

第40章 経済を取り巻く課題――国際協調と社会的不平等の是正





? 文化・芸術・若者



第41章 イスラエル文学――ヘブライ語の再生・建国とともに

【コラム11】村上春樹とエルサレム賞――「壁と卵」

第42章 クラシック音楽界――芸術音楽の限界と可能性

第43章 オリエント音楽からジャズまで――移民社会ゆえの多様な音階とリズム

【コラム12】今あつい「ムズィカ・ミズラヒート」

第44章 元気なイスラエル映画――「芸術的なディベート文化」の結晶

第45章 ポスト・シオニズム論争――「新しい歴史家」が提起したもの

第46章 盛んなスポーツ――そこにも政治の影が

【コラム13】二都物語――エルサレムとテルアビブ

第47章 若者文化――サブカルチャーとバックパッカー





? 外交



第48章 曲折の対外関係――最近は孤立傾向

第49章 米国のユダヤ人――政治的影響力の背景にも変化の兆し

第50章 米国との「特別な関係」――活発に議論されてきた特別さ

第51章 米国政府の対イスラエル援助――大きな規模を維持

第52章 白人福音派とイスラエル――米中東外交を左右するキリスト教シオニスト

第53章 微妙なドイツとの関係――「殺人者の国」からパートナーへ

第54章 日本とイスラエル――高い関心、でも「遠い国」





? 中東和平問題とイスラエル



第55章 オスロ和平プロセスとその破綻――行き詰まった和平プロセス

第56章 パレスチナ問題とイスラエル世論――2000年を境に大きく変化

第57章 宗教と政治の複雑な絡みあい――エルサレム問題とイスラエル

第58章 増え続ける入植者人口――パレスチナ人の反対をよそに

第59章 「世界最大の刑務所」ガザ――長期化するハマスの実効支配と封鎖

第60章 アラブ系国民――2割を占めるマイノリティ

第61章 占領上の要衝ゴラン高原――シリアとの最前線

第62章 〈終章〉イスラエルはどこに向かうのか――輝かしい成長と根源的ジレンマ





イスラエルを知るための文献・情報ガイド

立山 良司[タテヤマ リョウジ]
著・文・その他/編集

目次

1 イスラエルという国
2 歴史
3 イスラエル歳時記
4 多様な言語と社会
5 政治と安全保障
6 経済発展の光と影
7 文化・芸術・若者
8 外交
9 中東和平問題とイスラエル

著者等紹介

立山良司[タテヤマリョウジ]
防衛大学校名誉教授、(一財)日本エネルギー経済研究所客員研究員。中東現代政治。在イスラエル日本大使館専門調査員、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員、(財)中東経済研究所研究主幹、防衛大学校総合安全保障研究科・国際関係学科教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

22
「…ユダヤ教の人ってものすごく賢いんじゃなかったの」と身勝手なことを思う日々である。二千年虐げられてきた民族の気持ちがわかるかと言われればそりゃ分からないのだが、だがしかし。春樹さんの「卵と壁」のスピーチ、当時何度も私も読み返したし、イスラエルの幾ばくかの人々にはしっかり届いていたはずなのだ。もちろん今現在も。「もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます」2023/11/05

あきあかね

14
 表紙に置かれた、お洒落なバーで乾杯をする若い女性達の写真の和やかさと、今この地で起こっている凄惨な出来事とのギャップを感じた。 1948年の建国当時、人口65万人のイスラエルは、装備も充分にない中、3100万人の近隣アラブ六カ国と第一次中東戦争を戦うことになった。強力なアラブ諸国に囲まれた小さな国は、「アラブの大海に浮かぶ孤島」と呼ばれ、「巨人ゴリアテに立ち向かう少年ダビデ」のようだったが、アメリカの支援により今や世界第八位の強大な軍事力を持つ。⇒2023/10/24

シノウ

5
イスラエルの入門書。 不毛な砂漠を緑の土地にかえる灌漑技術、あの土地で農業が基幹産業となっていた事実に驚愕。 …むろん、周辺諸国の水利権やパレスチナの権利を侵害しているという側面も留意しなければならないが、 この本を読めば網羅できるというわけではない。(それほどまでに、中東和平は複雑) また、シオニズムにもそれぞれの立場があるし、ユダヤ教の正統派にまつわる実情も問題として取り上げられている。2021/06/23

土偶

1
国の成り立ちゆえ国防と宗教に関わる項目が多い。その他では生めよ増やせよに繋がる生殖医療の保険制度でカバーしている範囲の広さや、ユダヤ教の超正統派もそんな科学の力を許容してるのが驚き。(エホバの証人のせいか、信仰ドップリだと生殖科学的なもの一律拒否するのかと勘違い) 日曜学校での聖書の知識しか持ち合わせてない自分。イエスはユダヤ教の異端として通報され死に至ったと思っているため、アメリカとの関係でキーとなる福音派って矛盾してないか?と少々感じてしまう。(その彼らを利用する前大統領は信仰深くは見えないけども)2024/01/20

URI(病気養生

0
10年前の本だがとてもわかりやすい2023/12/14

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