目次
第1部 古代から中世へ
第2部 中世のダイナミズム
第3部 近世のスペイン帝国
第4部 近代国家形成に向けて
第5部 現代のスペインへ
第6部 自治州国家の歴史的背景
著者等紹介
立石博高[タテイシヒロタカ]
東京外国語大学学長。専攻はスペイン近代史、スペイン地域研究
内村俊太[ウチムラシュンタ]
上智大学外国語学部准教授。専攻はスペイン近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こぽぞう☆
22
スペインという国がずっと気になっていて、旅行したこともあるのだけれど、通史はいいものがなかった。レコンキスタまで、とかナポレオンまで、または内戦以降とか。この本はローマ時代からまさに今年までの細かいことが書いてある。50章を同じ人が書いているわけではないので、章ごとのつなぎがちょっと悪かったり、もう少し度々地図を載せて欲しかったとか要望はあるけど、全体としてはとても満足。2016/12/13
金監禾重
5
スペイン中世を読みたく、手に取った。決して分量は大きくないが充実している。ムスリム側の安定不安定がキリスト教国側に反動的に影響するメカニズムやキリスト教諸国もレコンキスタの一枚岩ではなかったこと、スペイン諸地域が国民国家として融合できなかった事情など、ダイナミックな歴史的個性を持った国である。地域ごとに個性的な歴史を重ねてきたことは当然であるが、それを学ぶ楽しさは尽きない。私事ながら、モサラベ、ムワッラド、ムデハルなどの重要頻出語が覚えられないのが悲しい(今も本を見返した)。2021/02/15
K
4
スペインという多様性の社会。現代ではスペインと一括りにされてしまうことが多いが、その歴史を辿り、全体像を眺めた時、現代スペインの自治州の存在の大きさ、カタルーニャにおけるナショナリズムの根底にあるものが見えてくる。2019/07/24
暇人
2
かつては太陽の沈まない帝国として君臨した国であるが、以降冴えない歴史が続く。 イスラム国家に征服されたこともあり、北アフリカ大陸とヨーロッパが融合した独特な文化も有している。 ナショナリズムとファシズムがぶつかるなど実験国家的な側面もあり多面的な顔がある。 概観するに便利な一冊。2017/01/03
takao
1
ふむ2021/03/23
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