内容説明
白人の若きアフリカーナ女性と反アパルトヘイト運動の闘士、かつてはかけ離れた存在だったふたりが育んだ、信頼と愛情の物語。個人秘書として長年マンデラに仕えた者のみが知る偉人の素顔や、等身大のひとりの女性が成長していく、かけがえのない日々を印象的に綴る。
目次
第1部 マディバに会うまで―1970‐1994(少女時代;変化)
第2部 大統領府時代―1994‐1999(ネルソン・マンデラに出会う;大統領の元で働く;大統領と旅する;大統領任期の終わり)
第3部 マンデラ財団時代―1999‐2008(マンデラ財団を立ち上げる;世界の指導者たちを相手にする;忙しい引退生活;旅の終わり)
第4部 最後の日々―2009‐2013(最後まで共に;別れ;また会う日まで)
著者等紹介
ラグレインジ,ゼルダ[ラグレインジ,ゼルダ] [la Grange,Zelda]
1970年生まれ。アパルトヘイト時代の南アフリカで育つ。1994年の第1回民主総選挙後、マンデラ大統領執務室のタイピストとして雇われ、1997年、大統領個人秘書に昇進。1999年、大統領を引退するマンデラのたっての願いにより、ネルソン・マンデラ財団の設立運営に貢献。2013年12月にマンデラが亡くなるまで、通算19年間仕えた。現在は主に、企業を対象とした講演活動を行っている
長田雅子[オサダマサコ]
南アフリカ在住。元プレトリア大学日本研究センタープログラムディレクター。現在はアーチスト、翻訳家、太極拳・琉球古武術インストラクターなどとして活動。NPO「アフリカゾウの涙」顧問。国際関係学博士、英語教授法修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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