出版社内容情報
本書は、現代日本の市民社会に大きな影響を与えているグローバル化による労働者の低賃金化、貧困の深化と差別、地域社会の変革と教育計画、歴史認識と民主主義という問題の関連性などの問題を、生涯学習の視点から読み解いていく意欲的な試みである。
はじめに
第一章 現代市民社会と生涯学習―生涯学習の視点から「知」の特質を問う―
第二章 現代社会における差別現象に関する原理的考察―貨幣を媒介として形成される人間関係の批判的考察―
第三章 地域社会の変革と生涯学習計画―教育計画の論理と生涯学習の視点―
第四章 生涯学習における文化と教育―文化と人権―
第五章 グローバル化社会における「伝統文化」と生涯学習―「伝統文化の継承」とグローバリゼイションの関係性―
第六章 差別問題をいかに考えるか―人権・同和教育について―
第七章 戦後教育運動を分析する視角―海老原教育史学の構造的特徴―
第八章 生涯学習における歴史学習の意義―宮坂廣作の作品と家永三郎の作品を手掛かりとして―
おわりに
索引
相庭 和彦[アイバ カズヒコ]
新潟大学教授。社会教育学・生涯学習論
[主な著書]『天皇制と教育』(共著、三一書房、1992年)、『「満洲」大陸の花嫁はどうつくられたか』(共著、明石書店、1995年)、『生涯学習から地域教育改革へ』(明石書店、1999年)、『現代生涯学習と社会教育史』(明石書店、2007年)、『人権・同和教育について』(新潟県人権同和センター人権ブックレット、2013年)、『日中韓の生涯学習 伝統文化の効用と歴史認識の共有』(共編著、明石書店、2013年)
目次
第1章 現代市民社会と生涯学習―生涯学習の視点から「知」の特質を問う
第2章 現代社会における差別現象に関する原理的考察―貨幣を媒介として形成される人間関係の批判的考察
第3章 地域社会の変革と生涯学習計画―教育計画の論理と生涯学習の視点
第4章 生涯学習における文化と教育―文化と人権
第5章 グローバル化社会における「伝統文化」と生涯学習―「伝統文化の継承」とグローバリゼイションの関係性
第6章 差別問題をいかに考えるか―人権・同和教育について
第7章 戦後教育運動を分析する視角―海老原教育史学の構造的特徴
第8章 生涯学習における歴史学習の意義―宮坂廣作の作品と家永三郎の作品を手掛かりとして
著者等紹介
相庭和彦[アイバカズヒコ]
新潟大学教授。社会教育学・生涯学習論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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