エリア・スタディーズ<br> ラトヴィアを知るための47章

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ラトヴィアを知るための47章

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  • サイズ B6判/ページ数 326p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750343617
  • NDC分類 302.388
  • Cコード C0336

出版社内容情報

バルト三国の一つラトヴィアは日本との関係が意外に深い。バルチック艦隊の母港リエパーヤがラトヴィアにあることを知る人も多いだろう。日本文学の紹介も早くから盛んで、俳句を好む人も多い。本書は、ラトヴィアの基本的情報収めた格好の案内所なる内容となっている。

 はじめに





? 自然と都市



第1章 自然と地理――寒冷ながら穏やかな気候と豊かな自然

第2章 主要都市ガイド――個性的な地方を訪ねる

第3章 リーガ案内――ガイドブックにないリーガとその周辺





? 歴史



第4章 歴史にみるラトヴィアとロシアの軌跡――周辺勢力の抗争の場

第5章 ロシア帝国とラトヴィア人地域――スウェーデンとロシアの覇権争いの下で

第6章 ラトヴィアの国家成立まで――民族意識の覚醒

第7章 戦間期独立時代――安定と経済の発展の享受

第8章 ラトヴィア社会共和国時代――ソ連の抑圧の下で

第9章 ラトヴィア人の強制移住――ソ連政権下、シベリアへの片道切符

 【コラム1】シベリアのラトヴィア人

第10章 独立の「回復」とソ連の崩壊――民主化と自立

第11章 冷戦終結後の歩み――国家と歴史





? 言語と生活



第12章 言語とアイデンティティ――ラトヴィアにおける言葉の問題

 【コラム2】ラトヴィア語の表現

第13章 ラトヴィア語とはどんな言語か――古風かつ革新的な言語

 【コラム3】リーヴ語

第14章 民俗と祭事――太陽を尊ぶ夏至と冬至、祖先を迎える秋

 【コラム4】暮らしの季節感――身近な海と森

第15章 食文化――豊な自然の恵みを食べる





? 文化



第16章 歌と踊りの祭典――「歌の国」ラトヴィアと民族をつなぐ合唱の祭典

第17章 伝統の継承――ラトヴィア西部に住むスイティ

 【コラム5】即興歌「ブルドーン」と民謡

第18章 1970?80年代ヒットソング――歌うことは抵抗すること

第19章 ラトヴィア音楽への招待――民謡復興運動から現代音楽まで

 【コラム6】ラトヴィアでピアノ交流

第20章 ラトヴィア文学点描――民族意識の目覚めとともに

 【コラム7】日本文学の翻訳状況と翻訳者たち

第21章 演劇事情――新リーガ劇場を中心に

 【コラム8】私の惹かれたBalta maja

第22章 ラトヴィア映画史――帝政支配期から現代まで

 【コラム9】ラトヴィアでNHKドラマ撮影

第23章 美術――変わりゆく時代の精神を映す

第24章 建築――リーガのユーゲントシュティル建築

第25章 メディア――多言語社会と技術革新に揺れる既存メディア

 【コラム10】ラトヴィア語の新聞

第26章 スポーツ――国際大会でも好成績を収める





? 社会



第27章 ラトヴィア社会――歴史的変革のなかで

第28章 ラトヴィアの住民――複雑な多民族社会とその成り立ち

第29章 民族問題――ロシア語系住民と市民権政策

第30章 リーガのユダヤ人――ユダヤ人とラトヴィア人の微妙な関係

第31章 教育――ソ連型から西欧型の学校教育制度への転換

 【コラム11】少数民族学校におけるバイリンガル教育

第32章 女性と社会――意識と現実

 【コラム12】リネンに賭ける女性

第33章 NGOの活動――1991年以降





? 政治と経済



第34章 ラトヴィア憲法と政治体制――生き延びた「国のかたち」

 【コラム13】個性豊かなラトヴィアの政治家たち

第35章 選挙と政党システム――混沌から脱却するか

第36章 ラトヴィア政治と外交――民族問題・歴史認識問題を中心に

第37章 ラトヴィアの経済史――帝政期からEU加盟後まで

第38章 独立回復後の経済――市場経済化・バブル崩壊・再建

第39章 2008年金融危機はいかに克服されたか――世界の模範

第40章 諸産業――産業を俯瞰する

 【コラム14】市場経済への道――文明史的意義

 【コラム15】ランドブリッジ――境界にある国

第41章 体制転換――独立からEU加盟へ

第42章 外国企業の誘致――経済を発展させる

第43章 地の利を活かしたエネルギー政策――再生可能エネルギー・ガス貯蔵・地域協力





? 国際関係



第44章 EU加盟国としてのラトヴィア――高まる存在感

第45章 ラトヴィアを翻弄するロシア――幼少時代の故郷リーガ

 【コラム16】リーガの博物館で出会った日本

第46章 史料に残るラトヴィアと日本の関係――日本・ラトヴィアインテリジェンス協力

 【コラム17】ラトヴィア人の日本観

第47章 ラトヴィアと日本の関係――親密さを増す両国

 【コラム18】リーガと神戸の姉妹都市交流

 【コラム19】ラトヴィアの日本語教育





 ラトヴィアを知るための文献・情報ガイド

志摩 園子[シマ ソノコ]
昭和女子大学大学院生活機構研究科・人間社会学部教授。主な著作に『環バルト海――地域協力のゆくえ』(共著、岩波書店、1995年)、『下位地域協力と転換期国際関係』(共著、有信堂、1996年)、『ポーランド・ウクライナ・バルト史』(共著、山川出版社、1998年)、『ヨーロッパ統合のゆくえ』(共著、人文書院、2001年)、『物語 バルトの歴史』(中央公論新社、2004年)、『ヨーロッパの東方拡大』(共著、岩波書店、2006年)、“Dimensions and Geopolitical Diversity of ‘the Baltic’ -then and now-” (Regions in Central and Eastern Europe -Past and Present-, Slavic Research Center, Hokkaido University, 2007)、「ラトヴィヤをめぐるナショナル・ヒストリーの展開――ラトヴィヤ共和国の成立をめぐって」(『学苑 人間社会学部紀要』、昭和女子大学、2008年2月号)、“Japnas -Latvijas attiecibas s…

目次

1 自然と都市
2 歴史
3 言語と生活
4 文化
5 社会
6 政治と経済
7 国際関係

著者等紹介

志摩園子[シマソノコ]
昭和女子大学大学院生活機構研究科・人間社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
首都リーガはバルト海の真珠と呼ばれる。リーガのゲットーのユダヤ人約2万7800人が2日間でルンブラの森で銃殺。2024/11/16

土偶

1
ラトヴィア語における「歌う」を意味する言葉の豊かさにびびった。 北東ヨーロッパでの近世から近代史をこれまで大国史観でしか学んでこなかったのを再確認。国境線が頻繁に変わると日本史の常識が当てはまらない。 映画「NOVEMBER」で見たとあるシーンがこの地域の風習なのかと再確認。2024/03/09

juunty

1
酷評となって残念であるが、編著者の担当している執筆「歴史」部分に疑問の文章が多い。主語と述語が目まぐるしく入れ替わる複文や、「〜は、・・・は」という二重の主語使い、指示語と指示される語の関連が希薄であったりと、文章として破綻しているのではないかと疑問に思ってしまう。また誤字脱字も多くあり、校正についても??となる。また、文章の内容についても、テーマごとに描かれているが、一つの文章の中で、時代が50年単位で前後に目まぐるしく移動してしまうので、時代のイメージが沸かない。2021/09/02

あらい/にったのひと

0
ようやく読み終わりました。時間かかってしまったなあ。ノルウェーやアイスランドに比べると文章がやや、というのはあるけれど、ちゃんとまとまったよい本です。少し日本との関係性を意識しすぎなのでは? と思わなくもなかった。あと、誤字やら変な空白やら、編集面での疑問点もあり。わらい。まあ別に致命的なわけではなく、笑って済む程度の話です。2017/10/09

Soichiro

0
図書館の本。ラトヴィア:文化の十字路、周辺国に翻弄され続けている小国類本がないという点で希少価値を持つこの本が、今後もどんどんと改訂され続けることを望みます。2017/03/14

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