異文化間教育のフロンティア

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異文化間教育のフロンティア

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  • サイズ A5判/ページ数 227p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750343549
  • NDC分類 371.5
  • Cコード C0337

出版社内容情報

日本社会の多文化化に伴い、異文化教育への関心が高まり、学際的な研究も増加している。この研究の「普及・拡散」という現状を異文化間教育学の再構築の契機ととらえ、これまでの学問の大系化を図るとともに、新たな異文化教育学の構築の手がかりを探る。

第1章 異文化間教育学の到達点と今後の研究課題

 1.課題

 2.異文化間教育学の体系化に関する議論

 3.異文化間教育学の独自性の追求

 4.研究が前提としてきたカテゴリーの問い直し

 5.実践と変革を志向した研究

 6.新たな視点からの研究の展開

 7.今後の研究の課題



第2章 異文化間教育学研究における方法論

 1.「異文化間教育」の研究方法

  1.1 『異文化間教育』の投稿論文にみる研究方法

  1.2 分析手法の使用頻度にみる研究方法

  1.3 質的データ分析の方法とその潮流

  1.4 データ収集とデータ解析の傾向分析

  1.5 新たな潮流としての混合研究法

  1.6 社会科学の研究方法に関するパラダイム転換

  1.7 個人情報保護と研究者倫理

 2.エスノグラフィ

  2.1 当事者の視点から文化を理解する方法としてのエスノグラフィ

  2.2 本学会誌におけるエスノグラフィ研究の展開

  2.3 フロンティア(最前線)としてのエスノグラフィの可能性と課題

 3.インタビュー

  3.1 文化記述と他者理解の方法としてのインタビュー

  3.2 『異文化間教育』掲載論文におけるインタビュー法の利用傾向

  3.3 考察――成果と課題

 4.ライフストーリー――異文化間教育学と日本語教育の比較を中心に

  4.1 異文化間教育学とライフストーリー法

  4.2 日本語教育におけるライフストーリー法の展開

  4.3 異文化間教育学におけるライフストーリー法の可能性

 5.グラウンデッド・セオリー法

  5.1 グラウンデッド・セオリー法

  5.2 異文化間教育学会および関連学会におけるGTA

  5.3 GTAの貢献と今後の課題



第3章 異文化間教育学の実践とその研究手法

 1.異文化間教育学における実践的な手法

  1.1 実践的な手法とは

  1.2 実践的な手法の特徴

  1.3 今後の課題

 2.異文化間教育における演劇的手法

  2.1 課題の設定

  2.2 演劇的空間の共有

  2.3 身体性と創造性

  2.4 アクティビティ開発

  2.5 ドラマワーク開発

  2.6 演劇的知

  2.7 まとめ

 3.ICTを活用した新たな実践の試み

  3.1 ICTを通した異文化間協働の意義

  3.2 ICTを活用した異文化間協働の実践事例

  3.3 ICTを活用した新しい異文化間協働の特徴

  3.4 ICTを活用した異文化理解の新しい試みに向けて

 4.高等教育における異文化間教育の実践

  4.1 21世紀に求められる学修成果

  4.2 異文化間教育を巡る国際動向と日本の動向

  4.3 大学における異文化間関連教育科目の実際

  4.4 高等教育における異文化間関連教育の実践についての先行研究の検討

  4.5 異文化リテラシー修得に向けての大学の実践事例

  4.6 理論と実践の融合に向けての課題と知識基盤社会に向けての動向

  4.7 「異文化リテラシー」の学修成果基準策定に向けて



第4章 多文化社会における人材の育成

 1.学校教育における新たな人材の育成

  1.1 学校教育における新たな人材の育成への要請

  1.2 『異文化間教育』に掲載された学校教育における新たな人材育成に関する先行研究

  1.3 関連諸学会の学校教育における新たな人材の育成に関する研究

  1.4 今後の課題と提言

 2.多文化社会の問題解決に寄与する専門人材の養成

  2.1 専門人材育成への社会的要請と異文化間教育学

  2.2 多文化化の問題解決に寄与する人材養成の取り組み

  2.3 異文化間教育学に見るコーディネーター養成の視点

  2.4 実践者が行う「実践研究」

  2.5 専門職養成に異文化間教育学はどう貢献できるか(展望)



第5章 新たな異文化間教育学の展開

 1.新たな異文化間教育学の展開

 2.異文化間教育学の3つの論点とその展開

 3.新たな異文化間教育の研究テーマ

 4.「国際」と「文化際」

 5.研究と教育の方法論における新しい展開

  5.1 研究方法に関するもの

  5.2 教育方法に関するもの

 6.これからの異文化間教育学の創造



終章 異文化間教育学研究の課題と展望

 1.各章のまとめ

 2.今後の研究の展望



 参考文献

 索引

 あとがき

 執筆者紹介

異文化間教育学会[イブンカカンキョウイクガッカイ]

佐藤 郡衛[サトウ グンエイ]
目白大学学長
『異文化間教育――文化間移動と子どもの教育』(単著、明石書店、2010年)、『トランスナショナルな状況下での文化間移動とグローバル・シティズンシップ教育』(『異文化間教育』第42号、異文化間教育学会、2015年)。

横田 雅弘[ヨコト マサヒロ]
明治大学国際日本学部教授
『留学生アドバイジング――学習・生活・心理をいかに支援するか』(共著、ナカニシヤ出版、2004年)、『多文化社会の偏見・差別――形成のメカニズムと低減のための教育』(共編著、明石書店、2012年)。

坪井 健[ツボイ ツヨシ]
駒澤大学文学部教授
『国際化時代の日本の学生』(単著、学文社、1994年)、『心のバリアを溶かす――ヒューマンライブラリー事始め』(編著、人間の科学社、2012年)。

目次

序章 本巻の趣旨と構成
第1章 異文化間教育学の到達点と今後の研究課題
第2章 異文化間教育学研究における方法論
第3章 異文化間教育学の実践とその研究手法
第4章 多文化社会における人材の育成
第5章 新たな異文化間教育学の展開
終章 異文化間教育学研究の課題と展望

著者等紹介

佐藤郡衛[サトウグンエイ]
目白大学学長

横田雅弘[ヨコタマサヒロ]
明治大学国際日本学部教授

坪井健[ツボイツヨシ]
駒澤大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。