目次
はじめに アメリカの時代到来
第1部 戦乱の時代―二つの世界大戦(~一九四五年)
第2部 危機の時代―冷戦の勃発と激化(一九四五年~一九六三年)
第3部 協調の時代―収束に向かう冷戦(一九六三年~一九九〇年)
第4部 混沌の時代―分極化する世界(一九九〇年~)
おわりに アメリカの世紀への挑戦者
著者等紹介
松岡完[マツオカヒロシ]
1957年熊本県生まれ。東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業、筑波大学大学院社会科学研究科法学専攻修了(法学博士)。立命館大学専任講師・助教授、筑波大学助教授をへて、現在筑波大学人文社会系教授。専門はアメリカ外交史(とくにケネディ政権期)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
5
アメリカの歴史を諸外国との関係に主軸において書かれた本です。二度の大戦を経て超大国として君臨し続けるアメリカの歩みが理解できます。2016/04/30
お抹茶
3
第一次世界大戦以後の西欧国際関係史を10年ごとに概説。第一次世界大戦において,連合国が敗れれば欧州の平和もアメリカの繁栄も失われる恐れがあった。第二次世界大戦後,ドルの力や集団安全保障の理念に加え,核の開発と独占がアメリカ外交の戦後世界創造における強力な武器だった。カーターは反攻で人権外交を打ち出したが,効果はあまりなかった。湾岸戦争は各地の地域紛争を米ソが共同で処理する新時代の到来を期待させた。アメリカ的価値を世界に輸出・移植することが正しいと信じることが原動力だったが,硬直さと無力ぶりを露呈している。2017/11/27
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