グローバル化と言語能力―自己と他者、そして世界をどうみるか

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  • サイズ A5判/ページ数 732p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750342603
  • NDC分類 807
  • Cコード C0036

内容説明

本書は言語学習について、フランスからカザフスタン、あるいはペルーからタンザニアと、世界中の国々を巡って考察している。これを読むことで、現在でも、また未来においても、「言語」と「文化」こそが人間性の核をなすという基本的な認識が得られるのではないか。世界中で「言語」と「文化」について人道的な対話が行われる、その端緒を本書が拓くものと思う。

目次

第1部 グローバル化・言語・モチベーション(グローバル化する世界における言語学習;モチベーションと第二言語の習得 ほか)
第2部 言語・文化・アイデンティティ(ジェスチャーから世界をみる:その比較文化的考察;中央アジアにおけるイデオロギーと文字改革 ほか)
第3部 地域・言語・政策(グローバル化と多言語使用国家:カナダの場合;カタルーニャの言語政策と新たな移民に伴う問題:私たちはカタルーニャ語を話す ほか)
第4部 人口移動・言語・移民(なぜ留学するのか、しないのか:アメリカの大学生と留学;移民政策の比較研究:カナダとアメリカの場合 ほか)
第5部 言語の学習・方法・目的(コスモポリタン教育:グローバル化する世界で他者への関心を育てる;言語学習のツールとしての音楽:活用も評価も不十分 ほか)

著者等紹介

本名信行[ホンナノブユキ]
1966年青山学院大学大学院修士課程修了。青山学院大学国際政治経済学部教授を経て、同大学名誉教授、ならびに文京学院大学客員教授。研究分野は、多文化言語としての英語、異文化間リテラシー、言語意識論、国際コミュニケーションマネジメント、非言語伝達、手話コミュニケーションなど。日本「アジア英語」学会会長(2000年~2009年)、国際異文化間コミュニケーション研究学会(IAICS)会長(2007年~2009年)、中央教育審議会外国語専門委員(2003年~2010年)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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