目次
1 内モンゴルとは何か?
2 現代内モンゴルの諸相
3 現代内モンゴルの生活風景
4 内モンゴルと中国
5 内モンゴルと近代日本
6 中国領モンゴル人の世界
7 内モンゴルとモンゴル国
8 内モンゴルにおける多民族世界
9 戦後の内モンゴル
著者等紹介
ブレンサイン,ボルジギン[ブレンサイン,ボルジギン] [Burensain,Borjigin]
滋賀県立大学人間文化学部准教授。専攻は、社会史、近現代モンゴル史、現代中国民族問題研究、東北満洲地域研究
赤坂恒明[アカサカツネアキ]
内蒙古大学蒙古学研究中心専職研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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竜王五代の人
5
内モンゴル自治区とは言いながら、モンゴル人ではなく漢族が大多数を占める(中国の「自治」なんとかは、規模にかかわらずそのような感じだとある)中での内モンゴル民族の歴史や現状についての本。遊牧は土地管理されて今はなく(場所を区切っての牧畜となっている)、定住して農業に励むようになり、言語も漢語とモンゴル語のクレオール化し、その文化もおかしなことになっている(各民族に文化を「所有」させるというユネスコも一因)。苦難の民族としか言えない。2023/03/14
電羊齋
3
日、中、露(ソ連)という大国に翻弄された歴史を持つ、複雑で奥深い内モンゴル。本書に紹介された歴史、文化、近代化、民族問題、環境問題などの様相はまさに現在の中国、そしてアジアが直面する問題の縮図といったところ。これまでの日本、中国、アジアの過去を振り返り、未来を展望する上で一読に値すると思う。読んでいて、目からウロコが落ちっぱなしだった。2018/08/15
源次/びめいだー
2
2015年7月発行の本。内モンゴルについて理解を深めることができました。2024/03/14
鈴木貴博
2
現在の内モンゴルといえば中華人民共和国内モンゴル自治区であるが、漢民族が多数を占め、定住化とそれに伴う黄砂等の環境問題の中で、モンゴル族はどのような状況におかれているのか、外モンゴルと内モンゴルがたどった歴史と現在のモンゴル国との関係は、といったことに興味があり手にとった。チンギス・ハーン以降のモンゴル民族と外・内モンゴル地域の複雑な歴史を踏まえつつ、様々な話題に触れられており、知りたかったことの概要が理解できただけでなく、今後の視野が広がる多くの新しい知識を得ることができた。また旅の計画も立てねば。2018/05/01
takao
1
内モンゴルはモンゴル国の東側(南側)にある。2024/11/15
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