目次
第1部 町村合併の歴史的展開(日本における町村合併の展開;合併に対するまなざしの過去と現在―システムと伝承の関係性を問う;明治の大合併と行政村の創出―山村地域の特質を中心に)
第2部 地域社会の生活文化や心意の変化(自治体の再編とふるさと意識・民俗の変化;「生活の道」の変遷―兵庫県佐用郡佐用町海内を事例として;互助協同の変化と協同圏の拡大;市町村合併と新たなつながりの模索―秋田県北秋田市を事例に;市町村合併・学校統廃合と民俗変化―浜松市天竜区気田と鳥羽市離島部を中心に)
第3部 合併に対する受容と対抗(合併する論理としない論理―隠岐諸島、島前と島後の合併プロセスを考察する;合併拒否の選択肢とその背景―長野県上伊那地方を事例として)
第4部 地域社会の現状や課題(島をつないで、島を継ぐ―笠岡諸島における島嶼連携による「島づくり」の実践と困難;中山間地域における森林資源の活用と課題;新市一体感の醸成―長野県上伊那地域の市町村合併にみる期待と不安;町村合併と地域社会のくらし―新たな「関係性」の模索)
資料編
著者等紹介
小島孝夫[コジマタカオ]
1955年、埼玉県生まれ。筑波大学大学院修士課程環境科学研究科(文化生態学専攻)修了(修士(学術))。千葉県立大利根・安房・関宿城博物館学芸員を経て、成城大学文芸学部教授。日本民俗学(生業論・環境論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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