内容説明
この国には、生命を尊び、祝福する「共生」の思想が息づいている。新しい時代に向け、あらためてそれを見なおしたい。日本古代の碩学が後生に贈る言葉。
目次
第1章 人権文化(自然との共生;とも生みの思想 ほか)
第2章 日本の史脈と関西(日本文化とは何か;万民の罰はおそるべし ほか)
第3章 京都の歴史と文化(都市の記憶;平安時代の再発見 ほか)
第4章 出雲と地域の文化(地域からの発信;加茂岩倉遺跡の謎 ほか)
第5章 東アジアのなかの日本(アジアの世紀をめざして;アジア・共生の二十一世紀 ほか)
著者等紹介
上田正昭[ウエダマサアキ]
1927年、兵庫県生まれ。歴史学者。専門は古代史、神話学。京都大学文学部卒業。京都大学名誉教授、世界人権問題研究センター理事長、高麗美術館館長。島根県立古代出雲歴史博物館名誉館長。勲二等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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