内容説明
オバマという黒人大統領の誕生によって、脱人種差別の時代は到来したのか?アファーマティブ・アクションに異を唱え、「自助・自立」を主張する黒人保守派勢力の台頭は何を意味するのか?ますます複雑化する人種と政治のかかわりから、未来のアメリカの行方を探る。
目次
第1章 歴史に見る黒人の保守思想の流れ
第2章 ブッカー・T.ワシントンの保守思想(影響を与えたダグラスとリンカン;白人指導者からの信頼)
第3章 黒人保守派の活動家・理論家(「アメリカ黒人から最も憎まれている黒人」―ウォード・コナリー;代表的な「黒人保守派」の理論家―シェルビー・スティール;黒人保守思想のカリスマ的指導者)
第4章 黒人共和党の出現(奴隷解放後の黒人の政治参加;今日の黒人共和党の保守哲学;共和党内における黒人党員の役割)
第5章 キングの夢とオバマ(歴史に残る大統領としてのオバマ;オバマの今後の課題)
著者等紹介
上坂昇[コウサカノボル]
1942年、東京生まれ。東京外国語大学卒業後、時事通信社、小学館、在日アメリカ大使館を経て、桜美林大学教授(アメリカ研究)。2013年から同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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