内容説明
トマ・ピケティ『21世紀の資本論』と並ぶ現代社会の不平等論の必読書。様々な不平等尺度等を駆使し、アメリカ、EU諸国、中国、ブラジル、アルゼンチン、キューバなど世界各国を統計解析。経済の不平等と金融危機の関係を実証的に検証する。
目次
不平等の物理学と倫理学
新しい不平等の尺度の必要性
賃金の不平等と世界の発展
家計所得の不平等の推定
経済的不平等と政治体制
アメリカにおける地域間不平等:1969年~2007年
州レベルでの所得不平等とアメリカの選挙
ヨーロッパにおける不平等と失業レベルの問題
ヨーロッパの賃金と柔軟性理論
中国におけるグローバリゼーションと不平等
アルゼンチンとブラジルにおける金融と権力
ソビエト崩壊後のキューバにおける格差
経済格差と世界の危機
著者等紹介
ガルブレイス,ジェームス・K.[ガルブレイス,ジェームスK.] [Galbraith,James K.]
テキサス大学オースティン校、リンドン・B・ジョンソン公共政策研究科教授。1952年生まれ。父は高名な経済学者ジョン・K・ガルブレイス。ハーバード大学(B.A.)、イエール大学(Ph.D.)。ポスト・ケインズ派の経済学者で、UTIP(テキサス大学不平等プロジェクト)を主宰
塚原康博[ツカハラヤスヒロ]
明治大学情報コミュニケーション学部教授
鈴木賢志[スズキケンジ]
明治大学国際日本学部教授
馬場正弘[ババマサヒロ]
敬愛大学経済学部准教授
鑓田亨[ヤリタトオル]
名古屋商科大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- かなの美