目次
第1部 不安の認知理論および研究(不安―一般的ながら多面性のある状態;不安の認知モデル;不安の認知モデルの実証の状況;不安に対する脆弱性)
第2部 不安の認知療法―アセスメントおよび介入方略(認知的なアセスメントと事例の定式化;不安障害の認知的介入;行動的介入―認知的観点)
第3部 特定の不安障害の認知理論および治療(パニック障害に対する認知療法;社交恐怖に対する認知療法;全般性不安障害に対する認知療法;強迫性障害に対する認知療法;心的外傷後ストレス障害を対象とした認知療法)
著者等紹介
クラーク,デビッド・A.[クラーク,デビッドA.] [Clark,David A.]
カナダのニューブランズウィック大学心理学部の教授であり、7冊の著書を刊行しているほか、うつと不安障害の認知理論および認知療法の諸側面について100件を超える論文や書籍の章を執筆している。カナダ心理学会特別会員(Fellow of the Canadian Psychological Association)、認知療法アカデミー創設特別会員(Founding Fellow of the Academy of Cognitive Therapy)であり、認知療法への長きにわたる顕著な貢献を評して同アカデミーのアーロン・T・ベック賞が贈られている
ベック,アーロン・T.[ベック,アーロンT.] [Beck,Aarlon T.]
ペンシルベニア大学医学部名誉教授であり、認知療法の創始者である。21冊の著書を刊行し、540件を超える論文を専門誌や学術誌に発表している。2006年のアルバート・ラスカー臨床医学研究賞(Albert Lasker Clinical Medical Research Award)、2007年の米国心理学会(American Psychological Association)生涯功労賞、2008年のアメリカ精神医学会(American Psychiatric Association)功労賞、そして、神経精神医学の優れた研究に贈られる2008年のロバート・J&クレア・パサロウ財団賞(Robert J. and Claire Pasarow Foundation Award)など数々の賞を受賞している。ベック認知療法研究所の会長と認知療法アカデミーの名誉会長も務めている
大野裕[オオノユタカ]
1950年、愛媛県生まれ。慶應義塾大学教授などを経て、現在は国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。日本認知療法学会理事長。認知療法活用サイト「うつ・不安ネット」監修
坂本律[サカモトリツ]
カナダ、トロント在住。1966年、愛媛県生まれ。米国サザン・コネチカット州立大学大学院心理学修士課程修了。心理測定や精神療法を中心とした心理学、教育学の分野の翻訳、執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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