目次
1章 家族でブラジルから日本へ(両親のこと;私たち兄弟姉妹のこと ほか)
2章 担任との出会いに恵まれて―三年生で日本学校へ(日本での生活が始まる;小学校四年生―勉強についていく ほか)
3章 バスケットボールに明け暮れた中学校(入学;中学二年生 ほか)
4章 教師を目指して大学へ(清田先生の誘い;外国人支援の仕事 ほか)
5章 外国人の子どもを支援する仕事に就く(二十二歳 国籍選択;愛知県での仕事 ほか)
著者等紹介
右田マリアナ春美[ミギタマリアナハルミ]
1985年ブラジル・サンパウロ州で生まれる。父は熊本県出身の日系1世、母はブラジル人。9歳のとき、父と兄の後を追って渡日。2004年滋賀県立高校を卒業。卒業後は近江八幡市外国人相談員となる。2005年関西の短期大学に入学、2007年に教育資格を取得後、滋賀県栗東市日本語指導員となり、2008年より愛知県語学相談員となり、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みどるん
1
親子で第一言語が異なる問題から引き起こされる現実が厳しい。日本の同化傾向は外国人に限らず全体に降りかかってくる。差別の判断、同情の基準なども簡単には語れない問題だと改めて感じた。本題とは関係ないが誤字脱字が結構あったので校正してほしい。2013/08/31
haruno
0
今学んでいることに関係があるので、読んでみた。外国人児童や生徒を受け入れる日本の学校の準備のなさ、やる気のなさに泣けてきた。これはシステムの問題ではなく、人権意識の問題じゃないだろうか。そういう学校で長い時間を過ごすのは、日本の子供も同じ。マリアナさんが言うとおり、多文化共生と旗をふるだけじゃ、何も変わらない。2013/10/28