目次
1 はじめに
2 自然
3 暮らし
4 文化・芸術
5 教育・宗教
6 政治
7 地域紛争とテロ
8 経済
9 開発
10 インドネシアと日本
著者等紹介
村井吉敬[ムライヨシノリ]
早稲田大学アジア研究機構。APLA(Alternative People’s Linkage in Asia)共同代表。インドネシアを中心に東南アジアを歩き、「小さな民」の声を聞いてきた。日本の援助や資本が東南アジアの地域社会に与える影響を調査するとともに、オルタナティブな開発のありかたや、人びとのつながりを模索する
佐伯奈津子[サエキナツコ]
インドネシア民主化支援ネットワーク。インドネシアの資源開発と紛争、人権問題について、日本のかかわりを中心に調査し、提言活動をおこなう。とくに紛争地だったアチェにおいて、人権侵害被害女性の聞き取り調査や自立支援のほか、スマトラ沖地震・津波被災者への支援活動を実施している
間瀬朋子[マセトモコ]
上智大学アジア文化研究所客員所員。ジャワ村落部から出稼ぎに行くモノ売りを調査している。ジャワ島中部地震の被災地支援活動を経て、現在は生業支援活動として、被災者だった零細農民たちと農業を実施中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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coolflat
16
182頁。オランダの植民地支配の特徴は、同化主義を基本とする日本の台湾・朝鮮統治などと違って、オランダと現地のコミュニティーとのあいだに距離を置くものだった。次々に征服していった地域で、オランダはそれまでの伝統的な支配機構や支配階層を使って間接支配を行った。そして「原住民」へのオランダ式教育の機会は最小限にとどめ、オランダ語やオランダ文化の普及にもあまり力を入れなかった。つまり植民地支配者と被支配者を明確に区別し、その両者の間に立つ一部の「原住民」エリート層に対してのみ欧米化を試みたのである。2018/12/03
Incisor
3
こちらもタイトル買いをしたのだけど、お目当ての章はもちろんのこと、どの章も読みやすくとても充実した内容で、つい読みふけってしまう。読むたびにこの国の魅力を発見し、あらためておもしろい国だと思う。2020/01/28
おいも
2
今高校でインドネシアについて調べているのですが、この本はとても役に立ちました。いろいろな分野について書かれており、インドネシアについて調べ始めるにはもってこいです。インドネシアのことをもっと知りたくなりました。他の国についての本もあるようなので、読みたいです。2015/05/01
源次/びめいだー
1
2013年1月発行の本。インドネシアについて理解を深めることができました。2024/06/30
土偶
1
所謂スハルト体制下を主に殺人、汚職関係の黒い人たちの実名がたんまりと。もっと巨大なものらしいけど。 国軍の力が強いのもミャンマーの独立の過程と近いせいか。 国軍治安部隊の暴力の歴史しか記憶に残らなかった。(日本のエネルギー政策も関わる)2023/06/16