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アホウドリと「帝国」日本の拡大―南洋の島々への進出から侵略へ

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  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750337005
  • NDC分類 291
  • Cコード C0021

目次

第1部 アホウドリと日本人の無人島進出(アホウドリを求めて―「南進」への行為目的;マーカス島から南鳥島へ―発見から領有へ;アホウドリと尖閣諸島;羽毛輸出の拡大と鳥資源の減少;幻の中ノ鳥島の発見と領有)
第2部 バード・ラッシュと日本人の太平洋進出(グアノ・ラッシュとバード・ラッシュ―太平洋への日米の進出;ミッドウェー諸島の借り入れと主権問題;北西ハワイ諸島における1904年前後の鳥類密猟事件;バード・ラッシュ―鳥類密猟の構図と悲劇)
第3部 バード・ラッシュから無人島開拓へ―大東諸島とその後の展開(南大東島の開拓とプランテーション経営―アホウドリからサトウキビへ;北大東島における開拓とその後の展開―サトウキビ農業とリン鉱採掘;ラサ島の領土確定とリン鉱採掘事業)
第4部 南洋の島々への進出から侵略へ―アホウドリからグアノ・リン鉱採掘へ(台湾島北部の無人島への日本人の進出―出願文書を中心にして;東沙島への日本人の進出と西澤島事件;南洋群島アンガウル島への武力進出とリン鉱争奪)

著者等紹介

平岡昭利[ヒラオカアキトシ]
1949年広島県呉市に生まれる。1978年関西大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、下関市立大学経済学部教授。専門は人文地理学・島嶼地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メルセ・ひすい

1
☆日本人の無人島進出 1.アホウドリを求めて 2.マーカス島から海南島へ 3.アホウドリと尖閣諸島 4.羽毛輸出の拡大と島資源の減少 5.幻の島 中之島鳥の発見と領有 バード・ラッシュと日本人の太平洋進出 1.グァノ・ラッシュとバード・ラッシュ…太平洋への日米の進出 2.ミッドウェ―諸島の借入と主権 3.北西ハワイ… 明治以降にブームとなった無人島探検の目的は、世界市場で高値で売買されるアホウドリであった。明治期における日本人の太平洋進出の動機をアホウドリの捕獲欲求に求める「アホウドリ史観」を打ち出す。2013/02/01

hideaki

0
ハーバー、ボッシュの発明以前、20世紀には海鳥の糞が食料生産の為の重要な資源だった。 その獲得の為に太平洋に進出した国の海洋事業、植民地化、大国間での衝突、その先にある大戦。2014/05/25

nobo

0
日本の離島•太平洋の島々が、最初はアホウドリの捕獲(乱獲)目的で、そのうちグアノ(鳥糞、肥料に)•リン鉱の獲得で南洋諸島にまで広がっていくーというもの。歴史学者でなく、地理学者(人文地理学)だからか、要所要所の図解•年表が秀逸。 周辺情報を合わせると『歴史総合』の素材として面白そう。 2022/07/17

takao

0
☆『アホウドリと「帝国」日本の拡大』http://takatakos.blogspot.jp/2013/04/201211_30.htmlのダイジェスト版であるが、やはり、元本の方が迫力があるな。2018/09/25

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