目次
第1章 ケースレポートについて考える
第2章 5分間でケースをレポートする
第3章 アセスメントのためのフォーマット
第4章 フォーマットの応用編とその他のフォーマット
第5章 レポート例とフォーマットの記入例
第6章 個人演習
第7章 グループワーク
第8章 有意義なケース検討会議にするために
第9章 ケース検討会議におけるケースレポートについて
第10章 「より深くわかる」ための視点
著者等紹介
近藤直司[コンドウナオジ]
東京都立小児総合医療センター児童・思春期精神科部長。1962年東京生まれ。東海大学医学部卒。東海大学医学部精神科学教室、神奈川県立精神医療センター芹香病院、山梨県立精神保健福祉センター所長(山梨県中央児童相談所副所長を兼任)、山梨県都留児童相談所所長を経て、2012年より現職。日本思春期青年期精神医学会運営委員、日本児童青年精神医学会理事、日本精神分析学会認定精神療法医・認定スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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riviere(りびえーる)
17
著者の研修会受講にあたり予習として読んだ。まだ研修受けていないのに、本の通りに作業したらケース会議がうまくいってビックリ。ケースをどう見立て、ケース会議をどのように回していくかについてアセスメントのフォーマットを活用して解説している実践指南の書。5分でケースをレポートする。バイオ・ソーシャル・サイコの3つの軸を意識する。アセスメントから最初に書く。自分はどう考えるのか一人称で述べるなどなど。 2019/07/12
ひろか
6
ケースレポートとケース検討会議の技術がテーマという少し珍しい本。著者が長年務められた研修会の内容を凝縮したような内容。「医療・保健・福祉・心理専門職のための」とタイトルにあるが、そういった職種がチームで関わるときの、ケースレポートやケース検討会議の進め方について、かゆいところに手が届く内容。著者の提案するツールも盛りだくさん。ただ、実際に研修(ワークショップ)と受けないと文面だけだとわかりにくいという印象は残った。2012/07/05