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現代中国を知るための40章 (第4版)

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750335674
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0336

目次

1 過渡期の政治情勢(誇りと不安が併存する経済大国―その現在と未来;しぼむ「和諧社会」構想と「権貴階層」の出現―激増する集団抗議事件;胡錦涛政権から第五世代へ―ニューリーダー習近平・李克強の登場 ほか)
2 経済・社会の動きと直面する課題(世界第2位の経済大国へ―「G2」として問われる世界経済への責任;グローバル金融危機と政策対応―露呈した経済・産業構造転換の必要性;「央企」と「国進民退」―「国家資本主義」の道を突き進むのか? ほか)
3 大国外交と一国二制度(したたかな外交戦略―「全方位」で安定した国際環境を確保へ;対立と協調の米中関係―アジア太平洋での影響力争い激化;安定しない日中関係―募る庶民レベルの相互不信 ほか)

著者等紹介

高井潔司[タカイキヨシ]
北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授。1948年生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。読売新聞社テヘラン特派員、上海特派員、北京支局長、論説委員などを歴任して99年北海道大学教授に転出

藤野彰[フジノアキラ]
中国問題ジャーナリスト。1955年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。読売新聞社上海特派員、北京特派員、シンガポール支局長、国際部次長、中国総局長(2回)、編集委員などを歴任

曽根康雄[ソネヤスオ]
日本大学経済学部准教授。1961年生まれ。東京外国語大学大学院地域研究研究科修了。野村総合研究所、野村国際(香港)などを経て、2007年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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今野 富康

6
わりと批判的に中国の実情を書いている本。冒頭にも書かれているが、批判するために書いているというよりは実情をそのまま書けば良いことばかりではないということだと思われる。政治的な問題は別として、食の安全とか、商品の品質という問題についてはチャンスにもなりうるのかもしれない。何しろ、12億人のマーケットがあって、自国の食品に不安を持っている。しかも、食品工場も多くが家内工業で、目先の利益に走りやすい(らしい、本文によると)。となると、市場のニーズと供給のギャップがあるわけだ。興味深い。2016/10/27

bitotakeshi

1
これを読む限り課題は山積しており、中国の本当の意味での近代化はもう少し先かなという感じがする。ただ、発展のスピードを考えれば、振り落とされずによく食らいついているとも思う。矛盾を顧みず過ちを恐れない(認めない)中国の姿勢は不穏かつ危険であるものの、世界の多極化・台湾「解放」等々に向かって猛進する様を現状アメリカの犬でしかない日本は笑って見ている場合ではなく、かつてのようにその後ろ姿から学ぶべきところも多いだろう。なんにせよ、このさきも中国の動向から目が離せない。2015/11/12

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