内容説明
電力の約80%を原発で賄うフランスについて、エネルギーの専門家二人が福島原発事故を受け書き下ろした警告と未来への提言の書。フランスの原子力政策の政治的、経済的動機と、その推進を可能にした要因を明らかにした上で、脱原発20年計画を提起する。
目次
序文 いまこそ
第1章 国は何を語ってきたか
第2章 なぜ脱原発なのか?
第3章 エネルギー転換へと向かう世界
第4章 エネルギーのシナリオ
第5章 20年で脱原発を実現するために
結論 これ以上待つのはやめよう!
著者等紹介
ドゥスュ,バンジャマン[ドゥスュ,バンジャマン][Dessus,Benjamin]
エネルギーの専門家、エコノミスト。フランス電力公社を経てエネルギー庁(現環境・エネルギー庁)で技術部長、ついで国立科学研究センターで環境技術学際研究プログラムの座長、同時にフランス世界環境財団の科学技術委員長等を歴任。2000年にはときの原子力担当の政府委員とともにリオネル・ジョスパン首相(当時)宛てに原子力発電産業の経済予測に関する報告と提言をおこなっている。現在グローバル・チャンス協会会長
ラポンシュ,ベルナール[ラポンシュ,ベルナール][Laponche,Bernard]
原子炉物理学およびエネルギー経済学の博士号をもつ研究者。1960年代、原子力委員会の技術者として初期のフランス原子力発電所建設に携わる。1980年代には環境・エネルギー庁の要職を経て、1998~1999年にはドミニク・ヴォワネ環境相(当時)の技術顧問、今世紀に入ってからは国連欧州経済委員会のEE21(エネルギー効率21プロジェクト)の指導委員長を務める
中原毅志[ナカハラツヨシ]
長野県生まれ。翻訳家。ルーヴァン・カトリック大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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