目次
第1章 被災地市民の歴史―陸前高田市と大船渡市の「過去」「現在」「未来」
第2章 変わる被災地いわき市のコミュニティ―絆をどう紡ぐか
第3章 多文化家族を感じる―在日ブラジル人の思い
第4章 家族とつながる―日本人学生や留学生のアンケートより
第5章 県営いちょう団地にみる多文化家族の動き―トランスナショナルなコミュニティ
第6章 外国人妻の被災地支援―被災地の民族誌に向けた一素描
第7章 多文化家族の課題と可能性
第8章 多文化「共育」の視点からみる―韓国人多文化家族のケアの情景
第9章 多文化空間の人口移動分析―震災ショックが日本社会にもたらしたもの
第10章 未来を拓く多文化家族
著者等紹介
川村千鶴子[カワムラチズコ]
大東文化大学環境創造学部教授、移民政策学会理事。国立民族学博物館研究員。多文化社会研究会理事。NPO法人難民支援協会スペシャルサポーター、NPO法人ミクロネシア振興協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Bungorai
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3.11以降に主に日本に残った外国籍者を中心にまとめた書籍、といいたいところだが、その点がぐらついているきらいがあり、日本人中心になってしまっている章が混じってしまっている。また文章中コラムとして母国へと帰国した女性が出てくるのだが、その扱いが他の章と内容が少し異なるため浮いた感じになり、さらに冷たくあしらっている印象を受けた。また学生が読むことを想定しているようだが単語の意味がわかりにくいと感じた。一方で内容は「社会の一員として様々な活動をした外国籍者」を中心にまとめられ、また人の動きを計量的、参与的に2012/09/17