正義のアイデア

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  • サイズ B6判/ページ数 666p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750334943
  • NDC分類 158
  • Cコード C0033

内容説明

ノーベル経済学賞受賞アマルティア・センの集大成。真実を隠す政府、真実を報道しないマスメディア、機能しない民主主義は危機を招く。正義とは何かを問うような机上の空論ではなく、一歩でも正義に近づくための「正義のアイデア」を日本は必要としている。

目次

正義へのアプローチ
第1部 正義の要求(理性と客観性;ロールズとその後;制度と個人;声と社会的選択;不偏性と客観性;閉鎖的不偏性と開放的不偏性)
第2部 推論の形(立場、妥当性、幻想;合理性と他者;普遍的理由の複数性;実現、帰結、行為主体性)
第3部 正義の材料(暮らし、自由、ケイパビリティ;ケイパビリティと資源;幸福、福祉、ケイパビリティ;平等と自由)
第4部 公共的推論と民主主義(公共的理性としての民主主義;民主主義の実践;人権とグローバルな義務;正義と世界)

著者等紹介

セン,アマルティア[セン,アマルティア][Sen,Amartya]
ノーベル経済学賞受賞

池本幸生[イケモトユキオ]
1956年生まれ。京都大学経済学部卒業、経済学博士。現在、東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

8
完全な正義とは何か?と問う正義論を、著者は先験的制度尊重主義と呼び、その系譜を啓蒙運動からロールズ、ノージックまで辿る。この正義論は理想的正義を求めて社会契約の不偏的合意を重視する。が、正義に過剰な完全性を求めるために多元的なグローバル世界では実現可能性が低い。著者は、以上の正義論を否定しない。が、本書では実現可能な選択肢の中で比較しつつ、不正義を減らしていくという現実ベースの正義論を提案する。そのために結論に至る合意は不偏的である必要はない。なぜなら、自由は与えられるのではなく各々獲得するものだからだ。2020/07/12

イボンヌ

6
難解で500ページを超えるボリュームでした。引用される文献の作者やその内容を学習済の方は楽に読めるのでしょうか。2020/12/12

イカクジラ

5
センはロールズの「公正としての正義」を先験的制度尊重主義と批判し、代わりにスミスやベンサムの流れを汲む社会的制度選択アプローチを提唱します。ただ、この浩瀚な書を簡潔にまとめる事は出来ません。なんとなれば正義「論」(theory)でなくideaである以上、正義とは何で「ない」のかという形で論述されざるを得ないのです。漸進的なアプローチゆえ抽象的で時に捉えどころがない、正にそこが肝です。本書は地味ですが、誠実と実質が迫力を感じさせます。先ず解説から目を通されるとより理解が進むでしょう。勇気をくれる名著です。2014/01/28

ぽてと

4
ロールズなどに代表される正義論を批判し、現実に基づき、現在の状況と明らかな不正義が取り除かれた状態とを比較するアプローチを導入する。この本はセンの思想の要約でもあり、ロールズ、ドゥオーキン、ノージックのような正義論の思想家たちや従来の経済学の検証、ケイパビリティや正義やアイデンティティの多元性、合理的な愚か者、グローバルな民主主義の可能性などその他多くのことについて語られる。完璧な社会を目指す必要はなく、明らかな不正義を取り除いて人々の暮らし向きを良くしていくのがまともな進歩なのだろう。2016/07/02

ちや

3
11月ぐらいから読んでいた本.やっとお別れ.重かった.とても良かったけれど.2018/01/20

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