アファーマティヴ・アクションの帝国―ソ連の民族とナショナリズム、1923年‐1939年

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  • サイズ A5判/ページ数 712p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750333519
  • NDC分類 316.838
  • Cコード C0036

目次

ソ連―アファーマティヴ・アクションの帝国
第1部 アファーマティヴ・アクション帝国の始動(境界と民族紛争;言語のウクライナ化(一九二三年~三二年)
ソ連東方のアファーマティヴ・アクション(一九二三年~三二年)
ラテン文字化キャンペーンと民族アイデンティティのシンボル政治)
第2部 アファーマティヴ・アクション帝国の政治危機(民族共産主義の政治力学(一九二三年~三〇年)
一九三三年の飢饉に民族を見る)
第3部 アファーマティヴ・アクション帝国の修正(民族浄化と敵性民族;修正されるソ連の民族政策(一九三三年~三九年)
再浮上するロシア
諸民族の友好)

著者等紹介

マーチン,テリー[マーチン,テリー][Martin,Terry]
ハーバード大学デイビス・センター(ロシア・ユーラシア研究所)所長

半谷史郎[ハンヤシロウ]
1968年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。現在、愛知県立大学非常勤講師。専攻は、ソ連の民族政策・文化政策

荒井幸康[アライユキヤス]
1969年生まれ。一橋大学言語社会研究科博士課程修了。現在、亜細亜大学、芝浦工業大学非常勤講師。専攻は、モンゴル諸語の近現代史、社会言語学

渋谷謙次郎[シブヤケンジロウ]
1969年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、神戸大学大学院法学研究科教授。専攻は、ロシア法

地田徹朗[チダテツロウ]
1977年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、北海道大学グローバルCOEプログラム学術研究員/ユーラシア研究所研究員。専攻は、ソ連史、中央アジア地域研究、地理学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

20
1920年代のソ連は民族の権利を尊重する政策がとられ、言語・文化等の「現地化」が図られた。民族ナショナリズムを武装解除し階級分裂の出現を早める狙いがあった。スターリンも同化には徹底して否定的だった。伝統的なロシア文化は抑圧文化の烙印を押された。しかし政策の実施には多くの矛盾を抱え、テロルや民族浄化を引き起こし、その過程で政策も徐々に転換される。◇歴史とは、様々な複雑な要素が絡み合いながら推移するので、単純には捉えられないことを改めて痛感する。ロシアとウクライナの不幸な過去の歴史の一端も垣間見える。2022/03/24

Toska

12
とんでもない大著。松里公孝氏が「ソ連は諸民族を潰したのではなく、逆に創り上げた」と喝破した理由がよく分かる。「ナショナリズムの育成を通じてインターナショナリズムへ」というアクロバティックな理想の下、彼らは本気で少数民族の言語や文化、民族エリートを育てようとした。だが結局は行き詰まってロシア中心主義に回帰し、しかもロシア人の側に「他民族優遇のせいで俺たちが割りを食った」「奴らのナショナリズムは人工的な紛い物」等々の怨恨を残してしまった…現代ロシアの民族感情を知る上でも、この辺りの歴史的経緯は極めて重要。2022/04/07

ポルターガイスト

5
3年以上前から読みたかったが価格と厚みに負けていたのをやっと読んだ。かなりの名作と思う。明らかに自分の弱点になっていたソ連の民族政策への認識が大幅に改められた。ざっくり言えばナショナリズムという猛毒注意の劇薬をむやみやたらといじくり回したために収拾がつかなくなり,たくさんの人間を犠牲にしたあげく,最後はその虜になったソ連…というブラック喜劇的な印象だが,あとがきの通りその他にも多くの含蓄があり,とても言い尽くせない。それにしても人間が社会を改造することの難しさと恐ろしさ。言っちゃなんだがおもしろすぎる。2021/11/14

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