内容説明
「終わりなき戦争」ともよばれるアフガニスタン戦争。そのなかでも人びとは教育に、生きる希望、復興への希望を託しつづけている。この地で教育支援に携わる著者が、子どもたちの声、現場の様子を克明に伝え、支援のありかたについて考える。
目次
写真でみるアフガニスタン
第1章 学校へ戻ろう―タリバン政権後の教育の再開(教育への希望―銃を捨てて、ペンをとろう;タリバン政権下の教育―人びとの戦略とタリバンの多様性 ほか)
第2章 終わらない戦争―カンダハールの眠れない夜(コミュニティ・センターは自分の家につくるべき?―女子・女性の教育と就労の場;識字教室に通う子どもたち ほか)
第3章 アフガニスタンの識字教育(2004年以降の情勢;識字とはなにか?―識字の定義と識字率 ほか)
第4章 アフガニスタンの教育と紛争の歴史(伝統的な教育のはじまり;近代化にむけた教育―学校教育の導入と女子教育(19世紀後半~1920年代) ほか)
著者等紹介
小荒井理恵[コアライリエ]
マンチェスター大学大学院(成人教育・識字・コミュニティ開発)修了後、(社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、ユニセフ(国連児童基金)、国際協力機構(JICA)などを経て、2010年より(財)ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)プログラム・スペシャリスト。アフガニスタンをふくむアジア諸国の識字教育活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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